北山アキ さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:今観てる
何コレ?かっこいいっ!
原作未読
同じ原作者の漫画『鉄コン筋クリート』は絵柄も含めて好きだった。
(そのアニメ版はなんとなく少し観てやめた。)
最後まで観ての感想
物語も人物造形も文句のつけようが無い。
終盤のデッサンが動いているかのような試合シーンの身体表現は
作画枚数やアングルの切り替えなどに頼らずとも筋肉の躍動を伝えてくる。
今季一番のアイ・キャンディでした。
1話での感想
ピンポンは数年前、実写映画化され、その宣伝もヘビーにTVで流れてた。
それがハイライトっぽく、お腹いっぱいになったので、観た気になってしまい、その映画自体は観ていない。
端的に言えば、ピヌポヌ的なコメディだと思ってた。
なので、特別な期待もなく1話目を観た。
そうじゃなかった。
もっとマジに熱いスポ根だった。
(実写版の原作解釈か売り方がイタイやつだったのかもしれない)
卓球+香港アクションという
実写版PVの印象で観るのをためらっている人には一度観て欲しい。
全然違う印象を受けるはずである。
あんなダサくなく、素直にかっこいい。
(追記)
6話まで毎回面白すぎて、実写版も気になった。
で、動画サイトにあったのをチラッと見たら、
予想していた少林卓球みたいではなく、真面目だった。
ただ、僕の場合、実写の物語に対する要求が酷く偏っているので、
合わないのはすぐ分かり、前半を5分ほどかけて飛ばし観して止めた。
思えば実写を観なくなったのは1つはハリウッド的映像に飽きたからだ。
加えてレンタル業界の淘汰と寡占化が進み、
レンタル大手のPOSシステムの影響が強くなりすぎた結果、
欧州産やハリウッド以外の米国産映画等が日本語化されなくなり、
実写作品の選択肢がなくなったからだ。
字幕なしのフランス映画とか観るなんて無理ですから!
(仏国というよりC・ドゥニ、J・ドワイヨン、A・テシネ、E・ロメール
とか監督の作家性が好きだったんですが)
日本のもぱっとしないし。
で、アニメなんですけど、今は選択肢が多くていいと思います。
粗製乱造なところもあるかもしれないけど、
少数派の嗜好にも答えられるくらい数が揃っている。
願わくはこの状況が続いて欲しい。
-ピンポンのキャラ画は売れなさそう。
-じゃあ、アニメ化断念するか、萌え絵に改変しよう。
なんて市場になったら、ジャンル自体が衰退すると思う。