蓬(Yomogi) さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
タイトルなし
今期視聴中、問答無用の1番。
完全に赤根作品に仕上がっていた。ありがとう!ありがとう監督!!
お話としては後半がキツキツになっていたのだけれど、これは毎度のこと。
つとむが空気化してたのは残念だったが、前回活躍したからまあいい。
バーディーの可愛さやナタルの格好良さというのが全面に出ていて、描くべきところをトコトン描いていた。
今回はとにかくこの二人の話でした。
作画は常に話題を提供してくれていた。
よく動く上に個性的でなんだかんだいって面白い。
人によって絵柄がかなり違うんだけど、上手いときはそれこそべらぼうに上手いし。
全体的に粗削でコントロールしきれてないような作画も作品の個性の一つだと思う。
音楽は今回のメインテーマがまた切なくて切なくて。
この音楽を幸せなシーンでつけてくるので卑怯だと思う。(泣かせる気まんまんやん)
楽曲数がもう少し多く欲しかったが、全13話だしこんなものかなあ。
演出面ではやはり他のアニメとは格が違うと思わされる事多々。
特にアクションシーンのカット割りはずば抜けていたと思う。
しかし今回の肝心要のロマンス部分、そりゃあもう赤根節炸裂!!!
これまでにも感想を何回か書いてるし、もういいよね?
ていうか、好きすぎて書けん……。
女の子が鈍感で、男の子がナイーブなのが赤根作品のデフォルト。
二人の距離感のコントロールが抜群で、視聴者はあれよあれよというまに手玉に取られてしまう。
揺れ動く心の動きを描かせたら本当に天才だと改めて認識した。
それにしても1期で面白さがイマイチという感想を書いたけど、2期は本領発揮もいいところ。
原作付きだし1期は様子見だったのかもしれない。
強いて難をあげるとすれば、ナタルが改心するのがちょっと唐突に感じられた。
またバーディーの足長おじさんがナタルというのもかなりはや段階で分かってしまうので、もうすこしぼかしたほうが良かったかも。
ラストがどうなるか心配だったが、すんなり綺麗にまとまっている。
うーん、続きがあるようなないような。
分かれる理由もないんだけど、くっつく展開も不自然だからこれで良かったのかな。
とにかく、よかったです。ありがとう!!!
それにしても自分、なんだかんだいって結局恋愛もの大好きなんだよね……。