Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「一緒にどこまでも翔べる気がしてる・・・」切ない恋の物語でした^^;
悠木碧さんと竹達彩奈さんが共演する作品・・・という事もあり、放送前から期待していた作品でした。
あまりに期待しすぎて待ちきれなくなってしまい、2011年に上映された同シリーズの「とある飛空士への追憶」で一足先に世界観を知ってから、今回の視聴に臨みました^^
この物語の主人公は、カルエル・アルバス・・・彼は、飛空士を目指し高校の飛空科に入学するのですが・・・彼は重い過去を背負ってこれまで生きてきました。
そんなカルエルと生活し、同じ時を過ごしてきた自称「義姉」でこの作品のヒロインでもあるアリエル・アルバス・・・
本当は誕生日がカルエルの方が1日早いので、彼の方がお義兄さんなのですが^^;
彼の背負う重い過去・・・最初に会ったのが9歳の時では一緒に背負う事なんてできません・・・
でも、長い時間を掛けて凍てついていたカルエルの心を明るく元気で太陽のようなアリエルが溶かしていったのでしょう・・・見ていて微笑ましい、とても仲の良い二人です^^
このアリエルを演じていたのが竹達彩奈さんだったのですが、アリエルの色んな思いが台詞とはまた違う・・・竹達さんのコロコロと転がるような声の音調から伝わってくるようで、気持ちよかったです・・・こういう明るいキャラの配役は竹達さんにピッタリですね^^
そしてアリエルはカルエルと共に、飛空科の道を歩んでいきます。
そんな二人の通う飛空科には、もう一人のヒロイン・・・クレア・クルスも通っていました。
気の弱そうな黒髪の彼女はアリエルと正反対の性格の持ち主でしたが・・・どこか神秘的な面を併せ持っていました。
このクレアを演じていたのが悠木碧さんです^^
悠木さんもハマリ役だったと思います・・・
タイトルに「恋歌」と書かれている通り、恋の物語・・・のはずなのですが、時代は戦争中・・・
その戦争といううねりは巨大な渦となって、飛空科の彼らをあっという間に飲み込んでいきます。
彼らに待っていたのは「出撃」という二文字でした・・・
ここから先は、生命の尊さ、捧げる愛、勇気ある英断、一緒の時間を同じ場所で過ごせる嬉しさ・・・
色んな人のたくさんの思いを感じる事ができます・・・もう片時も画面から目が離せません^^;
放送前に悠木さんと竹達さんがインタビューで「とても切ない物語です」とコメントされていましたが、とても短く儚い恋を目の当たりにして「あぁ・・・切ないってこういう事だったんだ・・・」と納得しつつ、毎回目頭を熱くしながら視聴していました^^;
回を重ねる毎に戦火は厳しくなって・・・やがてその火はカルエル達にも襲いかかってきます・・・
その一方、物語の方では驚愕の事実が発覚していくのです・・・
この激しい動乱の中で、それぞれが何を選択していくのか・・・どういう結末を迎えるのか・・・
これは本編を視聴してのお楽しみです♪
個人的には物語の最後に登場したアリエルの・・・竹達さんの一言に胸が震えました(//∇//)
私は違うエンディングを期待していたからかもですが・・・^^;