Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
罪悪(あやまち)に裁きを・・・「須藤セシル、入廷します!」
ガレリイドンナを手掛けた梅津泰臣監督の作品です。綺麗な作画に目を惹かれていて、放送前から期待していた作品でした。
この物語は、人が魔術を操る事のできる時代・・・そして魔法の使途によって処罰を決める「魔禁法」制定されており「弁魔士」と呼ばれる、いわば魔術使いの弁護士の様な職業の人達が発生する事件の真実を解明していく・・・そんな物語です。
そして、須藤 聖知(すどう セシル)ちゃん・・・17歳の最年少弁魔士がこの作品の主人公です。
彼女がなぜ最年少の弁魔士になったのか・・・それはこの作品の大きな伏線になっています^^
ガレリイドンナの星月ちゃんを見た時も思いましたが・・・梅津監督は主要キャラの魅力を視聴者に伝わるようにしっかりと引き出してくれています。
なので、今回のセシルちゃんもしっかり愛でる事ができました^^
彼女の魅力を引き出すのに一役買っていたのは、使い魔のナナジーニィでしたけれど・・・^^;
物語は弁魔士という職業を題材にしているが故に、法廷でのやり取りが主体なのかと思っていましたが、決してそのような事はありませんでした。
弁魔士の方々も皆んな魔術を使うのですが、その魔術が結構格好良いのです^^
もちろん、セシルちゃんも魔術使いなのですが、びっくりするような魔術の使い手です^^
セシルちゃんの魔術は物凄く見栄えがします・・・彼女が魔術を操っている時、法廷の事など頭からすっ飛んでしまうくらい迫力がありました。
ナナジーニィのセクハラにもしっかり反応する可愛らしいセシルちゃん・・・
たった一つの真実を求めて駆け回る彼女ですが、物語の中盤以降、「敵」「味方」「善」「悪」が交錯する中、物凄く大きなうねりに飲み込まれていきます・・・
この展開は全く予想できませんでした^^;
思いを遂げるための執念・・・
その思いの強さは痛いほど分かりました・・・
それでも、犯した罪悪(あやまち)は裁かれなければなりませんし、贖わなければなりません・・・
そして、セシルちゃんの想いは・・・
これは本編を見てのお楽しみです^^
1クール12話の作品ですが、セシルちゃんの魅力がたくさん詰まった作品でした^^
そういえば『ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル The Beginning』というタイトルで小説が執筆されているようです。何でもテレビアニメで放送する前のセシルちゃんが描かれているとか・・・最年少弁魔士にまでなってまで成し遂げたかった
彼女の想いと情熱が更に深掘りできるような気がします・・・
アニメ化・・・あるでしょうか^^;?