ごはんちゃん さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
とりあえず最後まで見てみよう
食わず嫌いという言葉がありますが、この作品絵柄と、あらすじだけで
見ないでおこうかなと思っておりましたが、見てよかったです。
食わず嫌いならぬ見ず嫌いはいけないですね。
正直、友達が少ない系(ぼっち系)で、ハーレム系でってあんまり好きではない設定だったのですが、そんなに甘い生ぬるい物語ではなかったです。
学校生活において、人の輪の中に入ることの難しさ、お山の大将のやつらに媚びたくないのに、媚びなければ過ごせないなど、人間関係の暗い部分に
スポットライトを当てて、描かれているように思えます。
(たまにコメディの部分もあるのでそこでほっと一息つけます)
そのような暗い物語の登場人物は、雪ノ下さん(サムネイルの黒髪ロングの女の子)は、孤独でいるけれど、びしっと物を言える方で見ていてすっきりします。
隣のピンクの髪の女の子、由比ヶ浜さんは、八方美人で色んな人と仲がいいけれど全然人に物を言えない子です。でも、この子はとてもリアルな人だと思います。
こんな性格の子はとても多いと思うし、私もそうだと思います。
雪ノ下さんが、現実離れというか、物語の中の人だなと感じます。
で、問題の主人公比企谷君ですが、これまた、すごく根暗なのだけど
考えている事はしっかりとしていて真面目で、頼りがいがあります。
この子の、問題解決方法がこれまた独特で、毒をもって毒をせいす
みたいな所があって、見ていて冷や冷やしますが、それを理解してくれる
周りの人達の温かさも和みます。
『このライトノベルがすごい! 2014』で1位をとった作品だそうですが
納得の物語でした。もし、私のように、「ハーレムものはちょっと」
だとか、「絵柄がなあ」とか言う方はとりあえずそういうのは
置いといて、見てみる価値はあると思いますので、オススメしたい
作品のひとつです。