きゃのぴ~ さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
序盤は凄く引き込まれる、黒雪姫が可愛すぎる
時代は2046年、ニューロリンカーと呼ばれる機械で仮想空間、仮想ネットワークに繋げ、リアル世界での作業や情報のやり取りが、ほとんど仮想ネットワークで処理されるようになった世界設定。
主人公はパシリに使われたり殴られたりデブでチビでウジウジしたいじめられっ子で劣等感バリバリの中学生のハルユキ。
そんなリアルでの辛い日々を唯一忘れる事が出来るのが仮想世界の学内ローカルネットの速さを競うテニスゲーム《スカッシュゲーム》でハイスコアを更新する事だった。
ある日そのハイスコアが生徒会長《黒雪姫》に塗り替えられる、このゲームなら誰にも負けない自負があったハルユキは相当はショックを受ける。
そんな《黒雪姫》から、あるアプリケーションを渡される。
そのプログラムを実行すると今の君の現実は破壊され思いも寄らぬ形で再構成されると・・・。
今の境遇に何ら未練の無いハルユキはプログラムを実行する。
そのプログラムは《ブレインバースト》と呼ばれる物で、思考を通常の1000倍に高めるアプリケーションだった。
1話から序盤にかけては攻殻機動隊を彷彿とさせる世界感、またストーリーのテンポも良くて凄く引き込まれる。
特に主人公がデブでチビで劣等感があるってのがまたいい。
しかしながら中盤から終盤のエピソードに掛けては後付け設定が多く設定無視とか出てきてなんだかな~とか思えました。
特に19話でブレインバーストの世界では時間の流れはリアルの1000分の1って設定だったはずなのに、ブレインバースト中の黒姫にリアル(リアルでは数秒)の恵がケーブル直リンクして乱入してくるとか設定無視すぎる。
全部見終わった感想は面白いと言うほどでも無いが、投げる事は無くそれなりに見れる。
リアルでは絶対にありえないがチビデブの主人公が生徒会長で美少女の《黒雪姫》から告白され想われながら、その想いに答えれないのは男としてみるに情けないの局地だが劣等感バリバリの中学生なら仕方が無い事かな。