退会済のユーザー さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
削ぎ落とされた魅力
【概要】
高橋留美子原作の人気漫画のアニメ化。
多少エピソードの順番が入れ替わったりしているが、ストーリーの流れは原作に『ほぼ』忠実。
ただ夜の7時半からという放送時間への配慮からか、
原作にあったアダルティな言動は控えめになっている。
【感想】{netabare}
それでも26話までは朱美さんのベビードールはスケスケで『乳首の見えるアニメ』になっているし、
22話の四谷さんのオナペット発言もそのまま使われている。
しかしチーフディレクターが代わった27話以降、その手の表現がより一層控えめになってしまった。
そしてそれによって終盤はかなりの影響を受けてしまった。
響子「体を合わせれば楽になれるかしら」←カット
五代「ぼくはあなたしか抱きたくないんですっ!!」(原作)
↓変更
五代「ぼくにはあなただけなんです」(アニメ)
響子「抱いてくださいって、私の方からお願いしなくちゃ、自信が持てないんですか」←カット
そして何といってもラブホテルでの『勃たない』シーンが丸々カット。
あれは五代と響子さんの間にある『惣一郎さんという名の見えない壁』を、
最高に上手く表現しているシーンなのに・・・。
そもそも十代の頃、『めぞん』をどういう目で見ていたのかというと・・・
響子さんてやきもち焼きで早とちりで、泣いたり怒ったりだけど、
あの人が微笑うと俺は最高に幸せなんだ。(ここまで原作)
しかも未亡人でスタイル良くて色っぽくて、何か誘ってる気がするよね。(これは柴犬十代童貞の妄想)
まあ要するに『うる星やつら』とは違った青年誌連載漫画っぽい表現が魅力だった訳。
(加えて80年代後半の高橋留美子さんの絵が大好きだった・・・特に女体が^^)
そしてそういう表現があってこその『めぞん一刻』だと今でも思っている。
という訳でアニメ版は原作の良さを表面的には良く表現出来てはいるものの、
その魅力を十二分に引き出したとは言えず、
私にとっては『取りあえず漫画で満足かな』と思える作品となっている。
【各話評価:平均5.45点】
1→96
◎◎○◎○☆◎☆☆◎○◎☆☆◎☆☆◎☆☆☆◎☆☆◎◎◎◎神☆◎◎☆◎○☆神○○◎◎◎◎○◎◎☆☆◎☆
◎☆☆◎☆◎○◎◎☆☆☆◎◎◎◎◎○◎◎☆☆☆☆◎☆☆☆◎☆◎◎◎☆◎◎☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
【神回】
第29話「ハチャメチャ秋祭り響子さんと井戸の中」
この作品では珍しいハチャメチャなギャグ回w
第37話「アブナイ仮装大会!!響子も過激に大変身」
コスプレ大会。途中でオチは読めてしまうが、それでも面白いw{/netabare}