tachibana さんの感想・評価

4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

恋愛アニメの金字塔

いつも通りにop、edから解説していきたいと思います。このアニメは二クールありますので曲は全部で4つになります。
歌っているのは二人ですが。

op1
Rayさんの『lull〜そして僕らは〜』です。
この作品は海（の中や、その近くの町）が舞台なので、そういう雰囲気がするいいopでした。ちなみに「lull｣は凪（小やみ）の意味です。
このRayさんとedを歌っているとある人（後述）は「あの夏で待ってる」のコンビだったりします。

op2
真打は後から登場するってね！
これまた歌っているのはRayさんで、曲名は『ebb and flow』です。
これが泣かせる泣かせる……凪あすを知らない人にも一度聴かせたい曲です！
特徴といえば、2番のAメロからCメロに飛ぶところですかね。初めて聴いたとき(￣0￣)/ ｵｫｰ!!って思いました。（笑）
｢ebb and flow｣の意味は引き潮と満潮、一進一退みたいな意味ですね。
op映像は（14～20話までのを）一度は必ず見ておいて欲しいです。21話のopで少し変わるので。
なんか毎回op紹介が長いので今回は短めにこれくらいにしておきます。

ed1
実はこの曲が凪あすをみようと思ったきっかけです。（←どーでもいい）
ヾ(＠⌒ー⌒＠)ノわーいやなぎさんやー！！みたいな感じで。
ed一個目はお察し、やなぎなぎさんの『アクアテラリウム』です。
スルメ曲です。聴けば聴くほど味が出る。
前作が｢やはり俺の青春ラブコメはまちがっている｣略して俺ガイルopの『ユキトキ』だったのですが、それとは違い凄く印象も変わり、上手く形容できないが少し重い（海のそこのような）曲調になっています。それもその筈。この曲の作曲者が石川智晶さん（「ぼくらの」opの『アンインストール』で有名）なんです。
ヒーヒーヒーヒーのあたりが『アンインストール』と似てますよね。
あと、曲名のアクアテラリウムですがどういう意味かをググッてみると面白いことが分かるかもしれません。あとやなぎさんがアルバムのなかでアンインストールを歌っていることなど色々言いたいことはあるのですが、opのレビューの分量を減らした意味が無いのでそろそろ次に行きます。(^_^;)
ed2
同じくやなぎなぎさんの『三つの結び目』です。もう、何も言うことはありません。黙って聴いてください。『アクアテラリウム』よりも少し明るい感じです。サビのところでパッと展望が開けるように明るくなるのが良いですね！！

さて、このアニメ、挿入歌も良いです！5.0点満点です。終盤にかけてその傾向が大きくなる気がします。

曲に対してはこれくらいですかね。



内容に入っていきます。
今回は内容も沢山言いたい事があり、分量がどうなるのかわかりませんが、お付き合いください。m(_ _)m

あらすじは、上にも書いてあると思いますし、 割愛させていただきます。

制作会社 P.A.Works
キャラクター原案 ブリキ（俺ガイルの絵師の人。）
この時点で作画に関しては完璧ですよね。海の中の描写なんて綺麗すぎて私の表現の域を超えてました。（笑）
しかし、自分はこの作品の根幹部分はこの作画ではありません。（キャラクターだけで持っている訳ではないということです。）

では何が優れているのか？心情描写です！！思春期独特の心情、行動、言動がありのまま表現されています。とにかくすべてが自然なんです。その結果、セリフを喋っている感がなくなってます。
そして、その自然さをもって登場人物それぞれの恋愛における心の動きを追っているのです。例えば、好きな人の機微には鋭かったり。連鎖反応的に人物が成長していったり。
そして、このアニメの一番の特徴。それは、『いくらでも読める』事だと思います。タイトルの意味、登場人物の場面ごとの心情、ある場面をある場所に入れた意味。いくらでも考えられるんです。
なので、軽くこのアニメを見ることはオススメしません。（特に二クール目からは）
軽く見ても楽しめますが考察しながら見ると一層楽しめると思います。
１話ごとに、友達と語り合ったりするとかなり面白いと思います。ぼっちの人は…………………自分が話相手になりますよ？(Twitter)

（ここでネタバレして、持論を語っても良かったのですが、レビューってそういう場所ではないと思ったので書きませんでした。）


まとめ。

このアニメは二クール目からどんどんと面白くなっていった印象がありました。
なので一クール目（～13話）までを見て、面白くないと思っても二クール目まで見て欲しいと思います。
え？そうなっちゃうの！？みたいな驚きを多く与えてくれ、最後までどうなるのか分からないストーリーにおいて素晴らしい作品でした。 ただ、少し複雑な箇所（人間関係など）があるので、なるべく時間があるときに見るといいのかなと思います。
十分に大人でも楽しめる内容と思いますし、今まで見てきた作品の中でもこれ程の出来のものはほとんどないと思います。まだ見ていない方は、是非視聴して欲しいと思います。


最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。m(_ _)m