plm さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
咲さん、ちょー怖いんだけどー
咲-Saki- 全国編(全国編やりきるとはいってない)が本シーズンもやってまいりました。
全国編はじまるよー → 思いを馳せる → 回合宿編想 → 思いを馳せる → 回想・・
この遡り具合は流石の一言。
でも観てる間は対局はよ!と思ったものの、全部観終わってから改めて考えると、
贅沢な尺の取り方をしているというだけで、無駄に尺伸ばしてるわけではないんだなと思います。
この全国トーナメント戦をじっくりとことん煮詰めていく、ほんと長い目で見る作品だなぁと実感。
それにしてもこのぽっと出ともいえる、凄まじい数の新キャラに次々個性が付けられていく様は圧巻。
一回の対戦で5人いるうちの一度の対局の4人中の各人にこれだけ個人性があるのは凄い。
過去回想挿むだけあって、だれもが主人公なぐらいに自然な存在感が備わっている。
それゆえの弊害は、もはや本来の主人公勢がステージギミック的なものに置き換わっているところ。
のどっちも咲さんも麻雀マッシィーンすぎて人間味がない、いまやこれ笑い所なのかもしれない。
気に入ったキャラは宮守のベリーミニマム&でっかいの二人、胡桃&とよーね。
愛宕姉と胡桃さんの突っ込み面白すぎる。至極まともな感性です。
とよーねは見た目と声のギャップが壮絶な破壊力。先負やぼっちじゃないよ~は頭に残る台詞。
とよーねとタコスが表情豊かでよかった。
キャラの人物性と、能力をぶつけ合う上での駆け引きはやっぱり咲という作品の魅力だなぁ。
麻雀のトーナメント戦って対戦するのに4校必要で、そのうち2校が勝ち上がるという性質上、
一度戦った対戦相手と再び卓を囲むことになるのかーって考えると、
キャラ付けが先の展開で活きてくるのかっていうのが面白いですね。来期がまた楽しみ。
でも早くやらんと、話の鈍足さとキャスティングの多さのせいで声優誰か引退しちゃいそう。