きゃのぴ~ さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ディクロニウスの悲しみから来る残忍性、今一歩足りぬ
このアニメは頭に2本の小さな角を持つディクロニウスと呼ばれる突然変異体のお話。
ディクロニウスはベクターと呼ばれる見えない手を個体によりいくつか出す事が出来、その手で物を動かしたり、壁にして盾にしたり、武器とし人を惨殺する事も出来る。
また、その手で攻撃された人間はウィルス感染し、その人の子供は必ずディクロニウスとして生まれてくる。
脅威的な力とウィルスにより人類を滅亡させるとしてディクロニウスの多くは生まれて直ぐに殺処分され、残りの者も研究所で厳重に監禁され実験対象として生かされているだけだった。
その様な迫害を受ける為、ディクロニウス達の多くは人間を恨み、殺戮する様になっていった。
1話はそんなディクロニウスのルーシが研究所から脱走する事から話が展開します。
このアニメの特徴は
《グロ要素が強い》1話目から飛ばして来ます
《エロシーンが多い》年齢、状況問わず無駄に裸のシーンが多い
正直この作品はエロで高評価を受けているんじゃ無いかと思えるくらい多い。
アニメの内容としては1~7話までは取り立てて言うほどの内容では無く。
{netabare}ディクロニウスの残忍性と主人公ルーシーが頭に銃弾を浴びた衝撃から二重人格障害《幼児化しミュウとしか話せない》となったミュウの視聴者への媚が目立つくらい。
エピソード8からルーシの過去エピソードからストーリも奥行き重みが広がって面白くなってきます。
人への残忍性が決定的になるのが、想い人への嫉妬心からってのが何とも納得のいかない展開ではありました。{/netabare}
この作品で一番好感持てたのはディクロニウスのナナ《試験体7番から来た名前》でした。
最後はナナにとっては良い終わりをしてくれたのが、この作品では救いだ。
だが、蔵間とナナの関係性が最後まで分からなかった。
{netabare}実の子だから蔵馬はナナに優しいのだと予想してたのだが違ってたし何故何だろうか?{/netabare}