dolcetto さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
一話目で泣いた、それは儚くも楽しい日々を記憶し続ける物語
主人公は普通の男子高校生。いつも独りで一切周りと関わろうとしないクラスメイトの女の子が気になり、友達になりたいと思っている。
物語はそんな主人公が彼女と友達になり、楽しい時を過ごそうとするものである。しかし、彼女は主人公の申し出を一度は断る事になる。その理由は彼女自身が友達をつくれないからだと言う。それでも、主人公は友達になろうとする。そして、彼女の口から{netabare}「大事な人,友達との楽しい記憶のみが一週間で消えてしまう」と告白される。{/netabare}
作画は淡い色彩の優しさを感じるタッチで描かれています。
第1話「友達のはじまり。」
{netabare}最初は屋上で一緒に弁当を食べて、トランプをする程度に淡々とした日々が続くだけです。そして、衝撃的な告白があり、その現実を目の当たりにしてしまう。それでも、主人公は彼女が本当は友達が欲しいのだと思い、忘れたとしても何度でも友達になろうと決意する。主人公の「友達になって下さい」と言うセリフで少し泣いてしまいました。主人公はどうやら恋心を抱いている感じです。恋愛相談相手の友達も良い奴で親身になって結構良い事言っていると思います。恋の進展があるのかは分かりませんが、そういう恋愛ものも悪くないのかなと思います。{/netabare}
第2話「友達との過ごし方。」
{netabare}彼女の言った通り主人公と屋上で過ごした時の記憶が消えていた。それでも、また屋上で会う事になる。今度は日記をつけてみようと提案をする話。この話で彼女に友達が出来ない理由がはっきりすると思います。友達である主人公と過ごした時間を思い出そうとするが、姿をはっきり思い出せない描写。無理している姿が切なくて、1話同様に泣ける話でした。{/netabare}
第3話「友達の友達。」
{netabare}友達の友達。つまり主人公の親友が絡んでくる話になっています。親友はだるそうにしながらも主人公が強引に屋上に連れてくる。そこで連れてこられた親友はヒロインに対して、このアニメを視聴している方の疑問等をド直球でズバズバと発言してくれます。わざわざ呼んだのに主人公によって空気扱いされる親友。そして、金曜日の放課後、教室に大事なものを忘れ中々取りに戻れないヒロインに対して、主人公の親友が助けに入る。その時の行動,発言がかっこ良過ぎます。
最後は残る記憶に感動する主人公となぜか忘れられてない主人公の親友…これはフラグかな?
今回は感動と言うよりも「とても良い話」になっていると思います。{/netabare}
第4話「友達とのけんか。」
{netabare}今回はなぜか自分以上に憶えられている親友に嫉妬してしまった主人公が原因で、ヒロインとの気持ちがすれ違い喧嘩してしまうお話。それもただの喧嘩では終わりません。不運が重なりヒロインの記憶から完全に主人公との思い出が消えてしまいます。それを見かねて助け舟を出す親友のブレないかっこよさ。授業を休んでまで健気にがんばる主人公と、記憶にないながらも歩み寄ろうとするヒロイン。今回も泣ける良い話でした。最後の親友の台詞も感動しながら笑えて、とても良かったです。{/netabare}
第5話「新しい友達。」
{netabare}ヒロインに新しく女友達が出来ます。その友達の成り方、過ごし方と言うのが、唐突と言うか強引と言うか、その新しい友達はマイペースで不思議なキャラとなっています。それにまた嫉妬してしまう主人公と呆れ気味にツッコミを入れる主人公の親友。そして、主人公の親友の口から、新しい女友達の辛い過去が明かされます。最後は月曜日に起こる例の展開で女友達がどの様な反応をするのかですが、ヒロインにとってはとてもいい傾向だと思います。{/netabare}
第6話「友達の母親。」
{netabare}追試の為の勉強会をヒロインの家で行う事になり、そこで母親と出会う事になります。勉強しに集まったはずなのに自由すぎる女友達と暇を持て余す親友。後半は主人公がヒロインの母親に呼び出され、娘の記憶障害について話し出します。どうやら事故をきっかけとして、その直前に起こった出来事がトラウマか何かで、思い出す事を拒んでしまっているみたいです。医者もわからい、漫画らしいちょっぴりファンタジーなテイストです。{/netabare}
第7話「「ほっ」の友達。「ふぅ」の友達。」
{netabare}ヒロインに友達が増えて良い感じにクラスに馴染んできました。切っ掛けを作ったのは主人公なのですが、忘れっぽい不思議系な女友達の存在が大きいような気がします。主人公は二人っきりの時間が減って少し寂しそうです。そんな主人公を見て親友は女々しいなと視聴者の代弁。主人公とヒロインの距離は少しずつ縮まってきていて良い感じです。{/netabare}
第8話「友達と海。」
{netabare}夏休みに友達と海に行くお話し。相変わらず女々しい主人公、自由な女友達に、面倒くさがりながらもナイスなフォローしてくれる親友。雰囲気もいい感じでした。来週は新しく登場人物が増えるみたいで、「友達との最終日」と少し気になるタイトル。{/netabare}
第9話「友達との最終日。」
{netabare}夏休みの終わりに宿題をする為に集合した4人。当然、親友は終わってました。そして新学期、新しく転校生がやって来ました。転校生の言葉で記憶もリセットされてしまったみたいです。{/netabare}
第10話「友達とトモダチ。」
{netabare}せっかくいい感じで記憶出来る様になっていたものが、転校生の登場で完全にリセットされてしまったみたいです。そして、少しずつその記憶リセットとなったトラウマの原因が分かってくるような内容の話でした。次回ぐらいに解決するのかな?{/netabare}
第11話「大切な友達。」
{netabare}ヒロインの過去が明らかになるお話し。主人公はその過去の話を気にしている様子{/netabare}
第12話「友達になってください。」
{netabare}最後、仲が良かった時に戻って良かったと思う反面、それ以上の進展がなかったことが少し残念。でも、その終わり方が「一週間フレンズ」としては良かったのかなと思います。{/netabare}