roro-k さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
一応 シリーズ視聴済み 限定ってことで ヨロ。
「いつかお母様を倒してパパを取り戻すのがわたしの目標ですから。」
明るく○○発言するんじゃあねーヨ! アノ母親がそう簡単に倒せるわきゃーねぇーでしょうが。てか なぜか鮮花さんを思い出して ニヤついてしまった。この作品の 登場人物達のこのてのセリフはわりと本気(マジ)だからこまる。
相も変わらずの“アノヒト”らしいポジなのだが モテるのもここまでゆくと不幸のような気がする.....アハハ.....
と、いうことで「空の境界」明るい補完計画 未来福音です。
陰鬱で凄惨、血の色が生々しかった前シリーズからは随分とイメージが違う作風ながら けっこう丁寧にあのオハナシの後日談と欠損していたピースを埋めてゆくのが本作の趣旨のようで.。 ウーン、現在(いま)という時代にはああいう鬱陶しいオハナシって流行りませんかネ....、やはり。
未来視、実は現実にはあり得ない能力。このオハナシに登場する爆弾魔はなぜ式に敗れたのか? たぶんそれは彼が“未来”を望んでしまったから..... それは未来を決定する能力なんかではなく、チラ視するチカラであったからなのでしょう。 まあ、それに限らず異能のチカラなんてものは己のために使おうとすればたいていろくなことにならないようで... 「こんなもの 誰かの役にたてる以外、使い道はナイ......」 実はこの言葉が一番正しいそれらへの認識であったりするのでしょう......
さて、過去から現在、現在から過去へと語られる縁(えにし)の映像的モンタージュの果て、 物語はいままで一度も語られることがなかった 1996年1月の“ 彼 ”のエピソードで終了します。
えらく御機嫌じゃん、そう、そこでジーン・ケリー鼻歌で唄うんだ~。
「“彼女”がアイツと共に生きられる未来ならばそれはけっして ワルイ未来なんかじゃない。」 “ 彼 ”はそう確信したのでしょう
“ 彼 ”が実に愉しげで..... たしかに最後のピースが埋まったような気がしました。
だから、「コレで終わり」だとしても ソレでイイのかもしれません。