Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「頑張っぺぇ〜! Wake Up Girls!!」
この作品は、劇場版の公開とTV放送の始まりが同日だったため、ロクに休みも取らず苦労しながら作り上げた山本寛監督の渾身の作品です。途中色々ありましたが、まずは監督並びにスタッフの皆さま本当にお疲れ様でしたm(_ _)m
最後まで完走できて良かったと思えた作品でした^^
物語の舞台は東北宮城県の仙台・・・そこに拠点を置いて活動している弱小芸能プロダクションの「グリーンリーブス・エンタテインメント」で新たに結成されたアイドルユニットが、紆余曲折を経て成長していく様を描いた作品になっています。
また、この作品を見る前・・・若しくは見ながらでも構わないと思うのですが、
WUGが結成されるまでを描いた劇場版を視聴すると、より理解を深める事ができると思います。
WUGは7人ものユニットであることと、キャラデザが似ているから区別できないかな・・・
と始めは少し不安でしたが、個性が全く異なっていたのでこの作品ではちゃんと区別して視聴する事ができました^^
WUGは、それぞれの入会の動機と目標がバラバラで、お互いに言いたい事を言えない関係・・・いわば底辺からのスタートでした^^;
仕事そのものを楽しもう・・・そうすれば、きっと皆んなも楽しんでくれるはず・・・
・・・でも、アイドルってこれじゃ駄目みたいです・・・自分が楽しむのではなくお客さんに楽しんで貰って始めて仕事をした事になるそうです・・・
仕事って多かれ少なかれ社会のために貢献している訳ですが、人の夢に触れる仕事って、そこに個人の主観が入るから大変ですね・・・
でも、目標を強く持って・・・7人で頑張る気持ちを持つ彼女達の距離は着実に縮まって、少しずつですが信頼関係が生まれてきます・・・
頑なに話すのを断ってきた真夢ちゃんの過去・・・この場面なんかはグッとお互いが近づいた事をしっかりと感じられる良い場面だったと思います^^
こうして皆んなの力で辿りついた場所で、彼女達はどの様なパフォーマンスを見せてくれるのか・・・
それは本編を視聴してのお楽しみです^^
WUGのメンバーは皆んな頑張るのですが、そんな彼女達を下支えした「太田さん(CV:下野さん)」の存在は大きかったですね^^
特にオープニングで見せてくれる真剣な眼差し・・・しっかりと熱い気持ちが伝わってきましたよ^^
東日本大震災から早3年・・・WUGの中にも海岸沿いで生活するメンバーがいましたが、少しでも早く復興できる事を願ってやみません・・・
私は何回か行く機会があったので、海岸沿いを通ってみました。
比較的人の多い場所は少しずつですが、復興が進んでいます。
ですが、町と町を繋ぐ道路沿いでは、まだ深い爪痕が残っていました。
電車もまだ元通りになっていませんし・・・
こういう企画が復興の一助になる事を期待しています。
リアルWUGの皆さんはこれからも頑張って下さいね♪