pister さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
まどまぎとブラックロックシューターのあかつきごもく和え
青い子がブラックロックシューターにしか見えない、ってかこれワザとでしょー。
よりによって星担当だし、緑が嫉妬で闇堕ちするのなんてのも正にソレだし…。
基本的に「〇〇っぽい」ってのは容認派(むしろ良いものはみんなもっと真似ろーという推奨派)だけど、余りにもまんまというのは…どうなんだろうね?
幻影太陽だけの話じゃないのだけど、アニメオリジナルとのことらしいけど、そういうのって企画書で「〇〇を意識した──」とか書かないと通りにくいのだろうか?
それ以外の設定も練り込みの甘さが目に付き、見切り発車感が否めない。
主人公が開眼して組織を結成~ではなく、開眼する以前から組織があったにもかかわらずそれがショボすぎだったり、変身することで(見た目以外で)変わる部分が大して無かったり…。
他の作品をしっかり咀嚼して消化して新たに作り直したってよりは、単にツギハギしただけって感じ。
そいやデザインもチグハグ。
あかりの変身前の髪型、後ろ髪のギザギザイだけど、カット(シーン)によっては内側がエッジなしのカーブになってることがちょくちょくある。
あれってワザとなん?意図がワカラン…お日様の太陽を意識したデザインなのは分かるけど、カット(シーン)によって変わるのはサブリミナルでも狙ってたのか?
と、色々と辛口なことを書いてしまったけど、それでも評価できる部分がある。
「可愛らしい少女が人殺しの十字架を背負う(しかも今後も人殺しをする)」というテーマ。
好きな人にはタマランのじゃないか?かくいう自分も…ゲフンゲフン
あまり誉められる嗜好ではないけど(まどまぎがそこら辺のアンチテーゼを示してくれたけど、それ以外・それ以前の)魔法少女モノとか不殺が過ぎて偽善が鼻についてた人って結構居るんじゃないかな?
スタッフもそこら辺感じてこの作品が出来たんだと思う。
まぁだからこそ、折角のテーマなんだからもうちょい設定練ってくれよという残念な気持ちが強調されちゃってるんだけどねー。
ホント勿体無い、そんな作品。