Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
略称は「妹ちょ(いもちょ)」・・・世間様を賑わせた作品でしたね^^
この物語の主人公は、高校1年生の神前 美月(かんざき みつき)ちゃん。親の再婚で神前 夕哉(かんざき ゆうや)と義理の兄妹になったのですが・・・お互い中々馴染めずに過ごしていました。
そんなある日、歩道橋で美月ちゃんは寿 日和(ことぶき ひより)ちゃんと運命的な出会い(?)を果たすのです^^;
日和ちゃんは、交通事故で亡くなった幽霊の女の子で・・・夕哉の事が好きだった事以外の記憶が無く、成仏もできないままでした。この出会いから美月ちゃんが日和ちゃんの成仏を手助けする事となり、物語が動いていきます。
作品の内容的には放送時間帯は深夜枠での放送が望ましいとは思いましたが、放送倫理・番組向上機構(BPO)に苦情が寄せられるとまでは思っていませんでした^^;
もともとは、突然できた兄に対する恥ずかしさと日和ちゃんに対する優しさ・・・
これらのボタンを少し掛け違えた結果から来る事で、決して美月ちゃんの本心では無かったのに・・・
まぁ、日和ちゃんは少しヤリ過ぎちゃった感はありますけどね^^;
それでも、日和ちゃんは夕哉の事が好きで・・・
自ら望んで死を選んだ訳じゃなくて・・・
自分をしっかり見て貰うには成仏して全てをやり直すしかなくて・・・
思いと言動が色々と空回りしてしまうのも、やっぱり仕方無い事なんだと思います。
そこに現れるのが夕哉の幼馴染のお姉さんである桐谷 雪那(きりたに ゆきな)さん。
美月ちゃんとは見た目がまるで異なる雪那さんの登場に、俄然ヒートアップする日和ちゃんと振り交わされる美月ちゃん・・・この展開からは目が離せませんでしたね^^
個人的に好印象だったのは、やっぱり美月ちゃんの少しずつですが着実に「受け入れるべきこと」に気付き実践しようと努力する点でした。
そして、最初は嫌々ながらも日和ちゃんの成仏の手助けをしていたはずなのに・・・
最後どうしてあんなにも心を震わせられたのでしょう・・・
美月ちゃんの日和ちゃんに対する優しさに切なさを感じた瞬間でした^^;
・・・と、言いつつしっかりオチがありましたね♪
何か救われた感じがして個人的には良い終わり方だったと思います。
さて、世間様を騒がせたこの作品ですが、R15+指定で映画化が決まっているようです。
まさか映画化されるとは思っていませんでしたが・・・^^;