Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
神さまって良い匂いがするのだそうです・・・^^;
この作品の主人公は、夜ト神さま・・・神さまなのですが、社を持たない(持てない?)マイナーな神さまです。社が無いから平気で野宿するし、自称「デリバリーゴッド」として電話一本で駆けつけて雑用でも何でもこなしてしまう・・・そんな自由奔放な神さまなのです。
そんな夜トですが、ある日依頼の最中にヒロインである壱岐 ひよりちゃんを事故に巻き込んでしまいます・・・ひよりちゃんは何とか一命は取り留めるのですが、魂が抜けやすい生霊になってしまい・・・物語が動いていきます。
まず、主人公の夜トですが長生きする神さまだけあって、これまで色々あったようでした・・・
時には明るく、口も悪くメチャメチャな振る舞いをする一方、物凄く命を大切にする・・・
物語の中で14歳で亡くなった少年の死霊に出逢います・・・夜トはその少年を自分の神器にするのですが、14歳という若さで全てを失ったその少年に対する「人としての生き方」を諭します・・・どのように諭していくのか、この作品の見どころの一つだと思います。
そんな色んな姿を見せるこの神さまのCVは神谷さん・・・
神谷さんの名演技も相まって、夜トの存在感の大きさが半端ありませんでした^^
でも、私の中でのこの作品の一番はひよりちゃんの存在でした(//∇//)
優しい性格の女の子で、何に対しても直向きな姿は好印象でした^^
まだ若く、積み重ねてきた人生経験も少しだけ・・・だから目の前で起こっている事に対し全力の優しさで受け止めようとします。
でも・・・これまで気付かなかった彼女は変化に対して世の中には目の前で起こっている事象が全てでは無いこと・・・
このままでは決して済まされない・・・大切なものを失ってしまうこと・・・
に気付き、取った言動には心を震わされました^^;
そんなひよりちゃんのCVは内田真礼さん・・・ところどころで六花ちゃんの影が
見え隠れしていたように感じたのは、きっと私だけじゃ無いと思います^^
1クール12話の作品ですが、原作はまだ続いています。それを踏まえ「原作の未来を奪わない形でアニメの決着をつける」事を意識して制作されたそうです。
こういう配慮って、原作・アニメのどちらに対しても嬉しいですね♪
アニメ版のラストも綺麗に纏められていたと思います。
でも・・・毘沙門天(CV:沢城みゆきさん)や、野良(CV:釘宮理恵さん)との事の顛末が気になります。是非続きを見たい・・・そう思える作品でした^^