DOLLmimoza さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ハッピーエンドだったけど、ストーリー上のタイミング悪し
原作未読。
監督 - 今千秋さん、キャラクターデザイン - 長谷川眞也さん
(この組み合わせだと「おとめ妖怪ざくろ」と同じ)で
キャラデザが好きなので、内容も知らずBS11で視聴。
原作 - 竹宮ゆゆこさん、「とらドラ」で有名。
シリーズ構成・脚本 - 志茂文彦さん「京アニ作品、のんのんびより、
未確認で進行形」など多数。で期待してましたが。
OP・ED曲は1クール目と2クール目の両方、加賀香子役の
堀江由衣さんでとても良かった。
で2クール見終わった感想はハッピーエンドでよかったけど、
多田万里の高校卒業後の事故(橋からの落下)による
記憶喪失前の万里が霊魂(幽霊?)という表現で度々登場してたけど、
アレが何とも話を複雑にしてたし、わかりにくかった。
あと、柳っさん(香子のストーカー被害者みたいなものでもあるが)と
香子(見た目美人だけど中身残念系)は一応つきあってた?みたいだし
万里の香子への告白とか付き合うのとかちょっと早過ぎる気がした。
柳っさんは岡千波に惹かれてて即フラれたけど、
実のところ岡ちゃんは柳っさんのこと好きだった…ってのも
ちょっと説得力に欠ける(2クールあったのに)
柳っさんはイケメンでいい奴だし、モテそうなのに、
その後林田に惹かれ近づくけど、これも空振りだし。かわいそ。
みんなで海へ出掛けて香子が帰り運転して、眠ってしまい
車(二次元くんの)がガードレールにぶつかって
しまうシーン、何となくだけどちょっと「頭文字-イニシャル-D」
がふと脳裏をかすめてしまった。^^;
香子のブリッジしてカサカサ動き回るエクソシストネタは
個人的にはウケた!楳図かずお先生の描く恐怖顔そのものだし。
万里が香子のこと記憶からなくなるかもしれないからと
次にはいきなり別れを言う香子。
文句言ってたけど結局ただの友達に戻ってまう万里も不自然。
岡ちゃんが万里に八つ当たりの本当の心理は全然読めなかったし。
23話ラストで万里は事故後(大学生活)の記憶を忘れた。
でも24話で実家に戻ってから香子を思い出すまで
早っ!と思った。もう少し感動を増すようにここら辺は
丁寧に描いて欲しかった。
疑問:林田は過去の万里の魂に告白したけど、見えたってこと?
そのおかげで事故前万里が成仏出来て、事故後の記憶と
バトンタッチ出来た?
事故前の万里の魂が川に落ちたはずの指輪を事故後の万里に
渡す描写もあったりで。ワケワカメ。ドッペルゲンガー?
人間1人に1つの魂だろうけどこの辺、原作どおりなのか?
影の努力者は、一番まともな二次元くんということはわかった。
でも全体通して多少感情移入できないシーン
(要するに話を運ぶ上でのタイミングの悪さ、不自然な流れ)もあったし、
あらゆることを後半詰め込みすぎていても、その解決が早いというか。
でも、万里と香子のバカップルぶりや二次元くん、柳っさん、
岡ちゃんたちの友情、ナナ先輩やおまけんとの交流とかも面白おかしく、
時にはシリアス混ぜて楽しめた所もあったし、この作品は
歌とキャラデザに救われている点もあったかも。
*もう一度通して録画した最終話を見直したら、
エンディング(1クール目のOP曲が流れる中)で林田と柳っさんが
良い雰囲気だった。見逃してたみたい。