ぽ～か～ふぇいす さんの感想・評価

3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態：観終わった

ショートアニメとしてはまずますかな

テレビ放送１３話で終わったと勘違いしている人が結構いますが
その後もネット配信で続いていて
先日ようやく配信が終了しました
ＴＶ版でそこそこ人気だったロボット家族とかがまた出てくるほか
横井さんが風邪で欠席という異色の回も注目です

横井さんのとなりの席の少年関くんが
授業中にやっている妙に凝った１人遊びを楽しむアニメ
・・・かと思いきや
その遊びを横から見ている横井さんの
リアクションと妄想を楽しむアニメでした

関君には下野紘、横井さんには花澤香菜というキャスティングですが
関君は基本的に無言でたまにうめき声とかが入ってる程度
ほとんど花澤さんの一人芝居で構成されています
関君の1人遊びはなかなか手が込んでいるものの
それだけではコンテンツとしては弱く
それを補完する横井さんの解説というか妄想があって
はじめて作品として成り立つ感じです

そんな作品なだけに
横井さん不在の回というのは中々斬新でした
関君のいろいろ奇抜な遊びには驚かされたところもありますが
それ以上のサプライズでした

しかし、あんなところで1人遊びしている関君ですが
先生は基本的に気が付いていると思っていいでしょうね
窓際の最後尾って先生の目が届かないような気がするかもしれませんが
実はあそこは特に目につきやすい席なんです
先生なかには聴衆にほとんど興味を示さないような方もおられますが
たいていは話をする際には自分の話にどれくらいついてきているか
生徒の顔や板書状況を確認しながら進めるものです
確認のために全体を見回す際必ず目が行くのが左右の最奥
つまり窓際最後尾はもっとも先生に意識されやすい場所というわけです

まぁでも実際あんな生徒が居ても放っておくというのは結構よくある話
最近はゆとり教育の終焉により授業時間が足らず
やる気のない生徒のために注意などで無駄に時間を割きたくありません
そうなると周りに迷惑をかけないのであれば放置しておくのも一つの手
関君の遊びの大半は一人で完結しているので実害の無いものがほとんどですからね

ただし{netabare}手紙回し{/netabare}の回だけは完全にアウト
ああいった周りに悪影響を及ぼす遊びはすぐに停止させる必要があります
そういう意味では無害な1人遊びに興じる関君よりも
そこに介入して二人遊びにしてしまう横井さんのほうが
実はよっぽど問題行動だったりします
ですから横井さんはもっとスルースキルを身に着ける必要がありますね
まぁ身に着けちゃったら作品が成り立ちませんがねｗ