弦之介様 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
独特の世界観
レンタル屋さんで、何か面白そうなアニメないかな…と探していたときに、たまたま手に取って借りた作品。
難しいキーワードも出てくるので、物語を理解しながら作品を楽しむには、予備知識を入れてからがよいと思います。
現代社会に存在する、忍者の世界のお話。
キャラクターの描かれ方と、水彩画のような背景にギャップを感じましたが、現代社会と忍の世界を表現するには合っていると思いました。
むしろ、水彩画のような背景がこの作品にはとてもよい味出しています。
出てくるキャラクターはどの人もとても個性的で濃いめです。
キャラクターデザインは、顔は悪くありませんでしたが、四肢が細すぎて私はあまり好みではありませんでした。
{netabare}
最強の秘術である「森羅万象」を望むことなく体に宿してしまった、何事にも無関心でいようとする少年、みはる(cv.釘宮さん)。
禁術(己の命を削るが故)である「気羅」を操る忍術の使い手である青年、よいて(cv.斎賀さん)。
よいてを救いたいと願うみはると、徐々にみはるに心を開いていくよいて…このふたりの関わり合いがとても印象的でした。
特に、よいての、みはると過ごす最期のシーンは悲しくも美しく感じましたし、この作品を観てから数か月たちますが、まだ脳裏に残っています。
武士としての心を忘れずここぞというときに刀をふるう雷鳴と、その兄である雷光の物語も好きでした。
いまひとつ役に立たないことが多い、くもひら先生には少しいらいらしましたし、森羅万象発動時の…みはるの顔にたくさんの文字がうごめくのは何度観てもわたしは嫌な感じがしましたが、全体的には悪くない作品でした。
{/netabare}
私的には、前半のEDのELISAが歌う「HIKARI」がとても好きです。
印象的な旋律で始まるこの曲がとても好きで、毎回欠かすことなく聞いてました(後半で曲が変わってしまったのは個人的に残念でした)。
あと、レンタルDVDでも特典映像の「コメンタリー」が堪能できたのはポイント高し!でした。
★ご覧いただき、ありがとうございました★