まるいぬ さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
服とは一体なにものか
秋から始まって、私のなかでは最後まで 凪あすとランキング一位を争っていた作品。
80年代のアニメに詳しくない私なので、わざと古くさくしているあの演出も私には新しく見えました。
キルラキルにしかない演出ってのは結構多いと思うんですけど、ひとつあげるなら「やりすぎ」?かな?
蒲郡がでっかすぎてたり、血が出すぎてたり、あんまり例は思い出せないけど(展開が早すぎて密で覚えてらんない)、アニメーションだからこそできる過度な演出。
やりすぎてるからこそ面白い。これは魅力の1つかな。
シャフト演出とも少し似通ったところがあるかもしれないですね。
物語の筋はだれがどう見ても王道でしょう。
レイヴンズのレビューでも書きましたが、やはり王道展開こそ視聴者は最も熱くなれるんですよ。
{netabare}
キルラキルの場合は「共闘」です。しかもライバル同士の。そして更なる強敵に挑む。
地球最強の悟空とピッコロが未知の強敵ラディッツに挑む。この展開に熱くならなかった人はいないでしょう。
キルラキルのうまかったとこは、共闘の前に皐月様を主人公みたいにさせたとこですね。
{/netabare}
キャラの評価が5.0になってますが、これは蒲郡とまこの存在が大きいです。
ほかのキャラも敵キャラ含め濃くて濃すぎるくらいなんだけど、この二人はなかなか他のアニメでは見れないでしょう。
やっぱ面白いアニメはたとえ王道展開であっても、どこかで他の作品と違いを見せてますよね。
キルラキルでは、それが過度な演出だったり、作画だったり、キャラの濃さだったり、ダブル主人公だったり、ネーミングだったり。
あと、どこかのレビューでキルラキルは考察の必要がないってのをみたけど、正にその通りだなあと感心いたしました。
もちろん考察しがいのある作品も魅力ありますが、もやもやが残るしね。キルラキルの作風からしたら、そんなのいらない。
キルラキルで考察することといったらせいぜい蒲郡が持ってた花束を誰にあげるつもりなのかってことぐらいです。
そんくらい さっぱり 終わってしまって少し悲しいですけど。
悲しみにつばをかけろ!
でしたね。そんなわけで大好きなキルラキルの長文レビューでした。