退会済のユーザー さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ダサさがよい とこしえに
やっ…
と、観終わった。
え?そんなに長い話でないはず。全16話。ハイ。
監督 舛成孝二
脚本 倉田英之
顔がちょい横広がりな感じで、今風の絵柄とは若干違いますが、安定感のある可愛さといいましょうか。
アニメのキャラは、自己表現が早熟だなー?とよく思うのですが、この作品はノタノタしていて…
話し方や動作に中学生らしい感じが醸し出されていてイイなぁと思います。
作画は滑らかなんですが、線や形に描く人の技巧が前に出ず。キャラの性格や仕草はとても印象に残るのに、デザインや形態が先に見えてくるわけじゃなく…。
基本は神様になっちゃった…なってしまわれた…なりもうした…ゆりえ様の日常を追ったノンビリですが、たまに、先がわからない泳ぐようなドラマの中でハラハラさせられる所も多々ありました。なんでそーなる?!という。
好きだったところ
{netabare}ノスタルジックな海水浴場の話、しみじみ良かったですね。
猫になって猫の争いに巻き込まれる話、変な話でしたが楽しくて好きでした。猫の恩返しを思い出しますね。
生徒会選挙の話、なぜまつりちゃんは立候補しないの?と思ったら、「私は {netabare}人望 {/netabare}がないもの!」に大納得。それをひねくれずにサラッと言えちゃう、まつりちゃんが好きです。
駆け落ち話、ゆりえちゃんの弟君は本当にいい子ですねえ。いいねえ。ホント、黒木智子さん(某もこっちさん)のようなお姉さんでなくてよかったですね?
(お正月の回は、もこっちさんにも劣らない感じのお姉さんに振り回される気苦労が垣間見えましたが。)
びんちゃんの気のいい訛りのある語り口が、いつ聞いても心地よく好きです。あんな貧乏神なら癒されそう〜。
いや …
嘘です 困ります。
ゆりえちゃんの家は大丈夫なの?神様だから相殺されるのかな
ゆりえちゃんが出張して違う中学校に通ったら、馴染めなくていつもひとりで…
という話は、ついつい自分の中学生時代を思い出してしまいました。(ゆりえちゃんのように、様づけでおごそかに扱われたわけでは全くなかったのですが)
田舎から街へ転校したらしばらく馴染めなくてふさぎこんでまして。(でも、田舎の学校のほうが人数も設備も上回ってたアンバランス^^;)
毎朝通学途中の神社に寄っては(お参りの仕方も知らなかったけど)、今日も何とか乗り切れますよーに!、とお祈りしてから学校へ通ってました。
そのうちになんだか馴染めたけども。
神様のおかげ…というか
周りの人達を見られる余裕が出てきたからだったような気がします。
ゆりえちゃん、神頼みする人の心細い気持ちがわかったんじゃないでしょーか?
クリスマスの話。
「今日からうちは、クリスマスもハロウィンもやらないからっ!!」バーン!
「えぇっ、父さんが頑張って作ったカボチャのランタンはどうすれば…」
「ブロンクスの孤児院にでも送ってよ。」
まつりちゃんのセリフが妙にツボでした。ブロンクスって。。。
最終回の彼氏彼女のドキドキ感はまったくもーでしたね。
魔女宅みたいに、あれ、わたし神様じゃなくなってる…てなるのかとちょっとハラハラしたさ〜 {/netabare}
息抜きに観ていたんですが、ノンビリしすぎて寝落ちしていること度々、でした。
つまらなかったわけじゃないのですよ。ホントに。全然。好きですよ。
しかし繰り返される寝落ち、またも寝落ち。そして寝落ち。今日も寝落ち。
このまま、とこしえに観終わらないのもいいのかも…という気持ちにもさせられるくらいでした。
全体に漂う、癒しというか安心感のためでしょうか?
(癒そうというクリーンな積極性はない気がする。)
そんなかみちゅの町に、行ってみたいと思いませんかーフフッフー…
夢の中へ〜夢の中へ…とこしえに……。(_ _).。o○