「ウィッチクラフトワークス(TVアニメ動画)」

総合得点
79.3
感想・評価
1459
棚に入れた
8778
ランキング
511
★★★★☆ 3.7 (1459)
物語
3.5
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.8

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ネタバレ

OZ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

守る女と守られる男

原作の漫画は読んでいて
水島努監督×J.C.STAFFとの事で
期待通り楽しめた
学園バトルファンタジーの2014冬アニメ

■守る女と守られる男■
原作を読んでいると「一体どんな風になるのかな?」って
観ていたけれどOPから
これぞアニメ!って感じで好スタート。

2014冬アニメの中では話題性に欠け
地味な印象を受けるが
バトルありラブ?コメありと
中身はネタに走らない
至ってオーソドックスな学園ファンタジー。

シリアスな場面かと思いきや
いきなりコメディっぽくなったり
ラブかと思えば
突然バトルに切り替わったりと
独特のテンポが新鮮。

通常の作品と異なる点は
戦闘において無類の強さを発揮する
ヒロイン 火々里 綾火が守る側であり
頼りない草食系の主人公 多華宮 仄が守られる側と
立場が逆であるヒロインと主人公の関係が特徴だ。

火々里さんの多華宮君に対する甘々な過保護っぷりと
多華宮君のヘタレ具合が何とも萌えるね。

■設定が分かり辛い■
安定して楽しめたものの
内容(現状)が分かり辛いのは
唯一 気になったところかな。

設定が細かい今作品は
原作を読んだ人ならすんなり入り込めるけれど
初めて観た人にとっては
「こうぼうの魔女」「とうの魔女」と言われても
「工房の魔女」「塔の魔女」だと伝わるかは疑問。

加えてキャラクターが多数登場するので
誰が味方で誰が敵か?
対立構造を把握するのに一苦労する。

クロノワールやメデューサ
ウィークエンドの狙いが
描写しきれていない為
パッと観て理解し辛いところが
勿体無い部分である。

文字で表現するなど
視覚から伝わる演出があれば
グッと作品への距離が縮まったのかもしれない。

■憎めなくて可愛いKMM団■
一人一人を覚えきるのは難しい程
サブキャラを含め多くのキャラが登場する。

中でもお気に入りなのが
敵役として登場する
ケモミミ魔女の倉石たんぽぽを中心としたKMM団。

毎回出てきてはあっという間に蹴散らされる
完全な噛ませ犬ポジションだが
コメディパートもこなし
最終的には見せ場もあって
作品を彩ってくれた憎めない万能集団だ。

そんな彼女達の歌うED「ウィッチ☆アクティビティ」

可愛らしいちびきゃらになったKMM団が
アップテンポな曲に合わせて
ありとあらゆる拷問で処刑されていく映像に
「ピッピコピッピコ♪」「Witch! Witch!♪」と
癖になるラインは中毒性が高い。

■あとがき■
最後はかなり駆け足気味で収束したけれど
ほぼ原作に忠実な作りは原作ファンも納得。

アニメ版が楽しめたなら
原作未読の人でも違和感を感じずに
漫画版に入り込めるかな。

第6巻(27話)までコミックスは出ているが
アニメ全12話を詰め込んでいる為
現在 原作の漫画版は32話までと
ストックが無い現状では
続編があってもかなり先になりそうだね。

超面白い!とまではいかないが
全12話通して安定した面白さを持つ良作アニメ。

是非とも2期をやって欲しいと思える作品だ。

満足度 ★★★★★★★☆☆☆ (7)

投稿 : 2014/03/29
閲覧 : 435
サンキュー:

48

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