ソラ さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
明日が来ないんですけど、どうすればいいですか?
ヤフー知恵袋ネタが一番笑えましたとさ。ググったらマジで質問している人がいた流石、ヤフー痴恵袋。
一話完結オムニバス形式。
オムニバス好きなんで贔屓目に見てしまうことがあるのは自覚しているけど、これは当たり外れが大きかった。
でもお気に入り回なんかは存在するので、割と面白く見れた回があったことはそれはそれで事実。
2、4、5、9、10、13話あたりが好き。
とりま流し見して、おもろそうな回だけちゃんと見ればいいんじゃねとも思ったり。
愚痴ってしまうと、なんかこう、スペースダンディのシナリオはともかく、キャラに趣味嗜好が滲み出ていないんだよなー、と見ながらずっと思ってた。
兄弟的作品でスタッフも共通した部分があるカウボーイビバップとベタに比較してしまうと、
ジャズや音楽が好きだったり、酒や煙草やが好きだったり、昔の洋画が好きだったり、
主要キャラクターの個性や雰囲気づくりにアクの強さってものがスペースダンディには感じられない。
せいぜい、おっぱいと尻に執着しているだけで、アニメというジャンルにおいての目新しさが感じられない。
一つ一つの話に出てくるゲストキャラ達にはなかなか見所があったんだけども。
ふと迷い猫オーバーランなんていう毎回監督が変わる迷作を思い出してしまった。
あれよか全然こだわりを感じる作品だったけど。
言葉の捉え方が一般的過ぎるんだよねぇ…
せっかく『ダンディ』なんて呼称がされているのだから、
もっと『ダンディ』の語感に対して突っ込めばいいのにと思わず溜め息をついてしまつた。
現代において『ダンディ』という言葉はCOOOOOL!やAMAZING!的な意味合いで幅広く使われている、
幅拾い都合のいい言葉だから、都合のいいように扱っても、何もこだわりを感じない。
例えば、『ダンディ』の発生源やダンディという語源が扱われている映画、舞台、小説とかを
辿って掘り下げてからキャラクターを考案などをしてみるとおもろいかもしれない。
ステレオタイプの不良スタイル的な『ダンディ』じゃなんか掘り下げが足りなく感じてしまう。
それなら始めから『ダンディ』なんて言葉から使わないほうがよかっただろうに。
これはまぁ高田純次とか石田純一みたいな『ダンディ☆ハウス』的な意味合いでの『ダンディ』らしい。
そもそも私にダンディズムなんて分んないけどさ、
ジャージ履いたリーゼントってなんかもう『ダンディ』って言葉より別の表現があったんじゃないの!って思わずツッコミたくなってしまった。『スペース☆ヤンキー』とかかな(てきとー)
キャラクターのアクが弱いからこそ万人受けするのかもしれないけど。
フィクションで言葉の意味をどれくらい応用するか、っていうのは難しい課題だなってつくづく思う。
例えばドキュメント気質がありふれた論文やコラムなら、まーどこまで応用しちまってくださいっていう、印象受けるけど、それをあくまであらかじめ尺のきめられているフィクションで描くのは応用し過ぎるとまとめるのが難しい。
どこかで割り切ることを覚えないとエルゴプラキシーみたいな自己満足的なまとめ方して終わってしまうのです。
中二病でも恋かしたい!なんかで『中二病』の言葉の意味の広さとかを再確認しながらレビュー書いてる人がいたりして、
なんかあるあるネタだなーなんて思いながら読んでいたりするのは確か。なんなんでしょうね。
と言いながらも嫌いになれないスペース☆ダンディ