「キルラキル(TVアニメ動画)」

総合得点
86.7
感想・評価
2480
棚に入れた
12853
ランキング
188
★★★★☆ 4.0 (2480)
物語
3.9
作画
4.0
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.1

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ちゃんもり さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あぁ、いこうぜ鮮血っ♪

やっと。やっとこのアニメの感想が書ける(´;ω;)

というのも私はアニメ作品は途中経過ではなく
ストーリーが完結してから書きたい派なのです。
毎話毎話観るたびにあんなことやこんなことが
言いたくて言いたくて仕方なかった!けどいざ、
終わってみたらそれとは別の寂寥感がやはりありますね(涙

父親の仇を探して、本能寺学園に辿り着いた少女、纏流子。
「極制服」というカースト制度によって支配された学園で、
襲い来る障害と戦いながら真実を探っていくうちに、
己に秘められた運命に巻き込まれていく・・・という
王道展開ながら、そこはさすが脚本中島かずき。

ものすごいテンポとスピードであっちゃこっちゃに
二転三転四転五転する展開に目が離せません!
(アバンで終わる総集編にはワロタww)
毎週、王道的にはこういう展開だろうな、という予想を
スカッと裏切ってよりカオスな方向に話がぶっとぶ
様はもう・・・なんという清々しさw

いわゆるバトルものというのは、

主人公成長→強敵出現で負ける→修行とか覚醒とかで勝利

という定番的なジャンプ的な展開のループに陥るわけですが、
キルラキルはもうそういうのめんどいから圧縮しちゃえ!
という感覚でまとめてしまいます(主にマコが)w
この辺も変な鬱展開にならずメリハリガ付いてて良かった。

そしてキルラキルの最大の特徴はやはり「アツイ作画」!
最終話納品がなんと放送当日というのはダテじゃない!
たしかに今風な作画ではありませんね。CGを多用したリアルな
メカ描写も、京アニのような美しい背景画や人物描写も
キルラキルにはありません。
だけど、リアルな世界ではありえない人や物の動きを
描くことができることこそがアニメーションの醍醐味。
そしてその作風に個性が出るほど、世界観は強く印象に残る。
私のような30台の人間からすれば、こんなにも
アニメらしいアニメは久々に観たような気がしました。

さらには音楽の挿入タイミングがなんと巧みなことか♪
こういう熱い展開のバトルものはやはり挿入歌が重要ですね。
「Don't lose your way」と「サンビカ」めっちゃ
カッコイイっす♪

声優陣の演技も気合入ってましたねー♪なんだか流子役の
小清水さんはちょっと新境地か?と思うぐらいの叫びっぷり
でしたし、マコ役の洲崎さん(たまこまーけっとのたまこ役。
マコマコしてるな、どうでもいいわ)は大人しい役の
イメージでしたが良い感じのキンキン声でバカっぽくて
めっちゃハマってたw

思えば放送開始当初は、ネットの感想スレなんか見てても
「作画が古すぎる」「暑苦しい」なんて否定的な感想も多くて
やっぱ若い人にはあんまウケないのかなこういうの・・・と
少し寂しい気持にもなりました。
ですが回を重ねるにつれ作品の熱がジワジワ浸透してって、
最終話までには楽しんでくれてる人が広がっていたような
気がします。

今石さん、中島さん、すしおさん、雨宮さん、吉成さん、
その他たくさんのスタッフの皆さま(もちろん声優陣も)、
本当に本当におつかれさまでした!
TRIGGERという破天荒集団がアニメ業界に殴り込みを
かける第一弾として、最高の出来だったと思います。

円盤コンプ確定!

投稿 : 2014/03/29
閲覧 : 242
サンキュー:

7

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