rurube さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:----
不安がある
この話面白いのは間違いないけどスッキリしない。
まどかちゃんとほむらちゃんには明らかに根底に違いがある。
まどかは正しいことをしようとしている正義の人だろう。まどかからみたほむらの間にある友情は彼女からしたら特別な事ではない。
しかしほむらからまどかへの思いは特別である。
ほむらは正義ではなくまどかへの愛で行動をしている。ほむらには正義はなく愛しかない。
この作品内ではこの2人のすれ違いは描かれていないがこの問題に気がついたときに2人の関係は破綻してしまわないのか?
ほむらが一人で戦っているのは犠牲でもなんでもなく偏愛でしかない。
問題なのはほむらは自分とまどかの違いに気がついている。だからこそまどかの事を最初は遠ざけ魔女にしないようにしている。
しかしまどかは最後までほむらは自分と同じく正しいこと皆の夢を守るために戦っていると考えている。ほむらはきゅうべえと同じでしかない。
まどかはきゅうべえとの会話で分かるように正しいことの先にある結果を大切している。きゅうべえの言うように結果だけを見れば契約は悪いことではない。まどかはその結果について拒否している。
映画版観ていないので分からないが映画ではこの2人の根本的な問題に言及しているのだろうか。