雷撃隊 さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
バルキリーVS宇宙怪獣
マクロスはロボットものながら航空ものなのが大好きだ。主役機バルキリーはあくまで戦闘機。航空免許で操縦するんだぜ。今回のバルキリーはVF-25、VF-27、VF-171、VB-6。久しぶりに宇宙を舞台に艦隊戦だ。原点回帰の意味合いかVF-25のモチーフは初代VF-1と同じくF-14だ。VF-171はマクロス7に登場したVF-17ナイトメアの後継機でモチーフはステルス機として有名なF-117ナイトホーク。敵はゼントラーディーやバロータ軍みたいな宇宙人じゃなく半分機械で半分生物みたいな宇宙怪獣だ。これには驚いた。でもなかなか面白い取り合わせだ。そして最初敵として登場するVF-27。こいつがまたかっこいい。SR-73ブラックバードを小型化したようなシルエットに三次元ノズル、キャノピーの無いコクピット周りとなんか色っぽい形してるんだよねー。飛行機知らない人にとっちゃ???でしょうけど。マクロスは飛行機知ってると楽しさ倍増。辞書の逆引きみたいにバルキリーの元ネタから戦闘機に興味を持つのもOKだぜい。ミサイル飛び交う板野サーカスもますます冴える。武装コンテナを取り付けたストライクバルキリー仕様も健在だ。全身からミサイルが飛び出してすげー。そして弾切れになったらコンテナ捨てて身軽になり高速離脱。この戦い方がすげーカッコイイ。艦隊戦における上空直掩から敵の中枢に飛び込んでの一点突破。これぞVFシリーズの運用法だぜ。
もう一つ、楽しみだったのが菅野よう子さんの音楽だ。マクロスプラスの時衝撃を受けて以来ずっと聞き続けている。シェリル&ランカの歌とクラシカルなオーケストラサウンドがとてもいい。サントラ単独でも十分通用するよね。坂本、中林、中島の歌声が心地よく響く。
歴代マクロスのセルフパロディーのシーンがたくさんあったけど解かる人は結構年配なのでは?? パインケーキがどうのとか(笑)
熱気バサラの曲が流れる場面は懐かしかったね。そういえばシェリルさんの存在自体が前作の血縁者だし、もしやと思っていたらやっぱりだった。このあたりはマクロスゼロを参照されたし。映画版ではプラスの主人公イサム・ダイソンがゲスト出演。搭乗機はYF-29。かつての名機VF-19の流れを汲む前進翼機だ。でもプラス知らない人には???でしょ。プラスからも既に15年以上経過。時が経つのは早いねー。年とるわけだ。
先日ハセガワからファイター形態のVF-25が発売されたから製作してみようと思います。バンダイの可変モデルより雰囲気いいので。
以上、航空ファン、プラモデル好きとしての感想でした。