まるを さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ヲタク人生の原点
エヴァでおなじみガイナックスの初期代表作。全6話。
当時関係者の与太で、「トップガン」と「エースをねらえ」をSF風味で
やってみたらどうかという話しになり企画されたという作品。
一見パロディだらけの軽い外見だが、少女スポ根ものの王道をゆく展開、
昭和SFマニアの心くすぐるギミックや設定が満載し、キャラは美樹本晴彦と
当時の流行りを押さえ、音楽は大御所の職人・田中公平が担当。OPEDは共に
酒井法子が歌い、いかにも80年代な耳に残るキャッチーさで最高。
話が進むにつれ、重厚さを増すストーリーにぐいぐい引き込まれ、
とにかく泣ける。4話の後半、および5話、そして6話のラストで泣けに
泣ける。感動する。20年以上アニメを見ているが、これを超える
インパクトの感動系泣けるアニメはないと思っている。
泣けるトリガはいわゆる「ウラシマ効果」により生じた時間差からくる
ストーリー上の演出によるもののため、類似の「タイムスリップ」系の
演出に弱い諸兄には特におすすめする。
加えて熱い。ロボットアニメとしてもとにかく熱い。かっこいい。
あんなデザインのロボが、なぜこんなにも最高にかっこいいのか。
ガンバスター登場シーンのティンパニが響くと、条件反射で鳥肌が立つ。
年に1−2回、繰り返し見ると泣けるハードルがどんどん下がってきて
困る。
視聴のさいは、邪魔の入らない場所で一気に6話、あるいは4話見て
小休止で残り二話、とにかくまとめて見る事をすすめる。
PC画面などではなく、BDを大画面TVで観てほしい。