watawata さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
どっぷりと、この世界に浸かったもん勝ち。
MMORPG『エルダー・テイル』をプレイしていたプレイヤーがゲームの世界?に閉じ込められてしまう、最初は戸惑う登場人物達が、徐々に異世界を理解、把握しつつ、様々な状況、問題を打破して行く。ザックリ言いますとそんなお話。
最初に、敷居が高いですこの作品は、特にゲームを嗜まない視聴者には、乱発される専門用語、唐突に現れる地名、人物に戸惑う事間違い無し^^;
(楽しく見て下さいね)のスタンスでは無く、(楽しみたければ、この世界観について来い‼︎)と、上から目線。
一応配慮としてdボタンでの解説はされていますが・・・。いちいち視聴の流れを切り、まるで辞書を引きながら本を読む様な真似なんか出来るかいっ‼︎と、悪態をつきながらも、小まめに調べる自分。だって楽しみたかったんだもん・・・。
さて、本題に入ります。
非常によく出来た『世界観』です、故にどっぷりと肩まで浸かると、抜け出す事が出来なくなるくらいw
お話を進行させる為、この世界に様々な要因(ファクター)(食料事情から始まって、政治、経済、インフラ、異なる価値観の軋轢、些細な人間関係に至るまで)を次々とぶち込んで来るのですが、一定のルール(序盤で明かされます)が存在し、それを把握した上で、おっ、このファクターを入れると、どの様に反応するのかな?と予測する面白さがあります。まあ、箱庭系のシミュレーションゲームを眺めているのと同じ感覚ですね。
但しメインストーリー及びキャラクターは一部を除いて非常に稀薄、人物の相関関係も明解、おまけに基本的に冒険者(エルダーテイルのプレイヤー)は、HPが0になると、記憶の一部の欠落のリスクを負うものの、死にません。
何故だろうかと?
おそらく、設定に枷を低く作る事によりイレギュラーを可能な限り排除、全てイベント、事象が構築するパーツの1つに過ぎず、作者はこの仮想世界をいかに存在感あるものに仕上げるのかだけを考えていると思うのです。
っと、現時点では上記の様にしか捉えることが出来ませんでした。秋に第2期が放映決定しているみたいですので、今期はその下地作りと理解しておきます。^^;
最後にこの作品に恋愛要素は必要なの?猫の杓子も最近の作品は必須条件の様に入れて来ますが、ログホライズンに関してはいらないかな?
も一つ愚痴を、モンスターのキャラクターデザインどうにかならんの?
チープ過ぎて閉口です。
でわでわ