dolcetto さんの感想・評価
2.4
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 2.5
音楽 : 2.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
記録の地平線の先にあるものは?仮想世界サバイバル
物語はある日突然、オンラインゲームの世界に閉じ込められるところから始まる。主人公はゲーム歴8年の大学院生で、ゲーム内では縁の下の力持ち的な補助系魔法を得意とする知性派キャラ。冷静だが腹黒いと言う一面がある。
最終的な目的はゲームの世界から脱出する事なのでしょうが、手掛かりを詮索する程度で明確な進展あまりありません。ゲームの中に閉じ込められたという事実を受け止め、その仮想世界でどのようにして生きていくかと言う要素が強いと思います。最終回では{netabare}脱出方法のヒントは掴んでるとほのめかしてはいるが・・・{/netabare}
自分自身の能力が主体のファンタジー系では補助系知性派の主人公は珍しいかも?祭りだとか合宿だとかイベントだとか、絶望的な状況でもポジティブにモチベーションを保とうとし、周りを元気づけると言う部分では良いと思うのですが、死んでも復活出来たり、ゲーム外の現実世界の状況が今どうなっているのかなど、考えないあたりがかなり緊張感が足りないように思います。死んだ時は{netabare}記憶が少しずつ欠落していくと言う{/netabare}リスクは少なからずあるみたいですが・・・
最終回は{netabare}1期とは言え、何かしらの区切りがつく訳でも無く、感動的なシーンがあるわけでもなく、{/netabare}ただただ謎を残しつつ終わる感じです。2期や結末を見ないとこのアニメの良し悪しは判断しかねます。