もぐりん。 さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
「チカラ」さ、神よりゃよほど役に立つ。
漫画原作:未読 監督:「名犬らっシー」の片渕須直さん
キャラデザ:筱雅律さん 製作:マッドハウス 全24話(分割2クール)
日本の会社のよくある平凡な社員で冴えない男、岡島緑郎(ロック)が本作の主人公、
彼は知らされずに会社の機密情報の入ったディスクを海路で運ぶ途中に、後に仲間と
なる違法な運びやであるラグーン商会の魚雷艇に襲われてディスクを奪われ、しかも
身代金目的の人質になってしまう所から物語は始まります。
ジャンルはダーク系痛快ガンアクション
ロックは会社に捨てられ、その後のラグーン商会の危機を彼の閃いた手段で乗り越えて
ラグーン商会の新米水夫として迎えられて拠点であるロアナブラへ向かいます・・・・・
が・・・
そこはチョイワルどころか悪の巣窟だった(´・ω・`) ってのはよくありそうな話、
平和ボケした日本のサラリーマンが拉致られ先の仲間となって極悪な犯罪者都市で
奮闘し、徐々にその色に染まっていくある意味サクセスストーリーか?(;^_^A
登場人物は主人公のロック他、ヒロイン核であるレヴィ、ラグーン商会のボス、ダッチ
情報担当のベニーの4名がメインキャラ、 その他はラグーン商会と関係が深いロシアン
マフィアのバラライカや修道女なのに武器商人のエダなどなど・・・
各回さまざまな敵や味方が現れますが基本この人数で展開するのでキャラは覚えやすい
ですww
【完走後の感想】
この作品、とにかく全てがカッコイイし面白い!ダッチやレヴィの会話の掛け合いは
ある意味言葉遊びのよう(笑) 中の人の演技力も素晴らしいw こういった洋画風の
セリフは不自然になりがちなのに非常に自然に耳に入ってきます!! 特にレヴィの
アクションやセリフが カッコイイです!
レヴィの所持している銃の設定もマニアックでべレッタM92Fかと思いきや、FSの
コピー品のカスタムってことでガンオタとしてもあのプロポーションは納得でした(笑)
銃の取り扱いや動作もアニメとしては完全な再現で秀逸ですwww
アクションは最高ですが、シナリオは毎回救いの無い、綺麗事では済まされない内容
ばかりでした、狂気と殺戮、血と涙、信頼と裏切りなどなど、裏社会に生きる人々の
甘えを許さない厳しい現実に目を背けたくなります、ホント酷い世界です・・・
キャラではロシアマフィアのバラライカが 怖い!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル 平然と
まるで息をするように人を殺します、ナイスバディの金髪ポニテのロシア美人ですが顔や
体にスゴイ傷跡が・・・
まぁ、この作品に出てくる女性達はすげー強くて怖いんですが、そう皆怖いっす(笑)
特にレヴィやバラライカにエダの戦闘中の逝っちゃった目つきが怖すぎます。
お話としてはガンアクションに目が向きがちですが、人がどうやって悪に染まっていくか、
精神が、心が壊れていくかを描いているかのように思えます、そんな世界で染まりきれない
ロックがどう立ち振る舞うかは見所ですネ(´▽`) 最初はロックを嫌っていたレヴィが
次第に仲間として言葉には出さなくても認めていくようになる過程も興味深いですwww
それにダークなシーンばかりではなく息抜きのような日常でふと出てくる表情とか、タバコの
火でタバコに火を着けるなどのシーンとか印象に残るところも多くあります! 各回印象に
残りましたが、特に残ったのは戦闘マシーンのようなメイドさんが出てくる回かな(笑)
まるでターミネーターみたいでしたw 間合いの詰まった銃撃戦でベテランガンマン
どおしの弾が当たらないとかの少し過剰な演出と思えるところもありましたがそれらを
含めて面白い作品でした!!
それにOPもカッコイイw ラストからEDへの流れも余韻を残すような感じで素晴らしいですww
内容がダークで流血や至近距離の銃殺など、人が多く死にます、耐性の無い方には
おススメできないかな(;^_^A 耐性のある方やガンシューティング物がお好みならば
おススメできますw