TEE-PURPLE さんの感想・評価
4.1
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
救う救わない…ただそれだけの話。
[BLACK LAGOONの第三期にあたる作品]
以前に登場したタミネタメイドことロベルタがほぼメインになって動くストーリーです。まぁタイトルにも名前入ってますので…。
全部で5話編成です。
ロベルタの仕えるガルシアの親が殺されて、復讐するような話です。あのとてつもない機動力と強さの彼女が復讐の鬼となって大暴れします。
やっぱり、さすがと言っていいほどの爽快なガンアクションがかっこいいです。
レヴィの見せ場が少ないですが、そこらへんは戦闘よりも会話のほうが重要になっているポジションになっています。
今回の件に関し、ロックも思うことがあり彼の考え、葛藤なども描かれていてそこも見所です。むしろ今までとは違ってちゃんと主人公している感じだと思います。
感想 {netabare}
復讐するだけでは何も生まれないし、守れない…そういう話だったと感じました。救う救わないという単純にそれだけの話を描いていたのだと思います。
ロックの悪役っぽい態度も、彼の思うところもあり救えなかった過去の自分への後悔からきた「復讐」なのだと思います。
最後は、ロベルタ達の関係は「救った」が、自分を取り巻く環境は「救えなかった」というのが結論なんでしょう…。
少し難しい感じになりましたが、内容的には申し分なくとても楽しませていただきました。
作画も気持ち綺麗になっていて、バトルシーンが痛快になっていてかっこよかったです。そのぶんグロい描写もエグくなってましたが…笑。
レヴィの活躍が期待していましたが、話的にはしょうがないのもあったんですが、もう少し戦闘描写が欲しかった気がします。でも、そこを削って会話を結構入れてきて結果的には良かったのかもしれません。また一つ過去のレヴィが知れたので…。
最後に、観始めたときは最後はロベルタは死んでしまうのかと思っていたんですが、そうじゃなく綺麗にハッピーな終わり方だったので良かったです。
5話しかないのもあって、映画を観ている気分でした。
{/netabare}