watawata さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
本編完走者へのご褒美 その1
本編のレビューが非常に長くなってしまいましたので、ここは手短にw
TV放送全51話を完走出来た人のみが楽しめる、まあ、ご褒美です。
本編で少々崩壊した作画も安定し、止め絵の多用もほぼ皆無、OVA作品と言う事もあり、製作期間に余裕がある為か一定水準のクォリティは保たれており、この点は満足。
さてと内容は・・・・
どぉっぷり、カレイドスターの世界に浸かった貴方には堪らない後日譚‼︎
本編の正式タイトルナンバー52話目に位置付けされます。
お話の主軸も本編主人公の『そら』から本編ではサブキャラクターの『ロゼッタ』へ移行、(但し視点はあくまでも、主人公のままです。)それに伴い『世代交代』とは何か?主人公と同じ立場に立たされた際、どの様に受け止め、又行動すべきか?
と、少々大袈裟ですが視聴者に投げかけています。対象年齢が元々低めに設定された作品ですので、ほぼ解答が噛み砕かれ、織り込まれている状態でしたが、まあ、相応に一考するには良いテーマであると受け止める事が出来ました。
そして、最終シーン、時期スターになるであろう、ロゼッタが光輝くワンカットには、『世代交代』を暗示し印象付けるお気に入りの演出でもあります。
このワンカットがあるが故、是非第2シーズンを・・・・と切望してしまうのですが、はや10年以上前の作品・・・まあ無理でしょうね。お話は綺麗に畳み込まれていますので、期待するのが野暮ってもんでしょう。
後、本編では語られなかった、ステージの妖精『フール』の過去の経緯が描かれていますが、あくまで断片的でしかない為、想像も膨らませるには到らず、視聴している側としては明確な解答が欲しい所なのですが、短い釈ではまあ無理な訳で、結果として蛇足であると感じざるを得ませんでした。と少々不満もあるものの総じてテーマを端的にまとめた良作であると思います。
ここからは与太話及び意見の押し付けです。ところで仕事を大体把握し始め一通り何でも対応出来ると勘違いする2〜3年目、上司が鬱陶しいなぁって思ったことありません?謙虚に聴くレベルを通り越して、やる事なす事逐次口出しされてうんざり、放っおいてくれ、自由にやらせてくれ、その事は聞き飽きた解っとるちゅうねん、とまあ、多分多かれ少なかれ同じ経験をしている筈です。(稀に『上司が適度に遊んで仕事をしている方が部下は育つ。』との信念の元、自由にやらせる所もあります。w)上に重石があるが故感じる訳なのですがね、正常な反応でもあります。まだまだこの段階では早いのですが、実力を持つ10年以上のキャリア(管理職)になると重圧が輪をかけて億劫になり、言わば、世代交代を会社は粒選しなくてはならない時期になるのです。この際(世代交代を)される側には複雑な心境ですが、受入れるべき事があると・・・・。
多分、老いは必ず平等に訪れるもので、発想、展開が追い付いて来ない、実務能力が下の連中に敵わない、と感じるターニングポイントが着たら、ある程度は壁になり、立ちはだかり、その後は好々爺として上手く使われるべきあると考えます。まだまだ自分はそんな年齢ではありませんがw
要は『俺の屍を越えてゆけ‼︎』の心構えでありたいと、あれ?何処かのゲームのタイトルにもあった様な気がしますが^^
でわでわ