kuroko85 さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
情報化と言うテーマに対して、こうゆう方向性もあるのだ、と感じさせられた作品。
一言で言えば、独立したAIが人格(のようなものを持ち始め)、幼少の頃より全身サイボーグの女と情報を共有しようと言う話(ただ、ここでの情報とは肉体を持たない女にとっては存在そのもの)。幼少の頃より肉体を持たない人間にとって人格【ゴースト】とは?極度に成長したAIの人格【ゴースト】とは?その融合の先に見える物は何か?
それが、映像美と国の政治機関の枠組みの中でせめぎ会う姿が描かれている。
劇場で見た頃は内容が現実離れして、面白いが一般の人がこの作品を受け入れるのか?と疑問に思ったものだが、劇場公開後1年後にパリに言った際、シャンゼリゼ通りのHMVの正面入り口に大きく【甲殻機動隊】と漢字で書いていたのは痺れた。
※TVシリーズと違って9課のメンバーで出番があるのはバトーのみ。