「劇場版 モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵(アニメ映画)」

総合得点
62.8
感想・評価
107
棚に入れた
621
ランキング
4713
★★★★☆ 3.7 (107)
物語
3.5
作画
3.8
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.7

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ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

期待していたのとは大分違った

『劇場版 モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵』は文庫原作、SF・海賊・女子高生アニメです。


今回のシナリオはたぶん劇場版用に作られた新作のもの。個人的にはアニメ第第8話~第13話の「黄金の幽霊船編」のような展開を期待していましたが、今回のシナリオは女子高生がワイワイと騒いでいる第14話~第18話の「コスプレ見習海賊編」に比較的近かく、観ていて疲れる様な雰囲気の内容でした。

私個人としてはこの作品をあまり面白いとは思えませんでした。理由としては、先ず女子高生が楽しくワイワイやっているシーンが長くそして騒がし過ぎた点。前作ではヨット部元部長やはなざーさんが抑止力となっていたが、今回は殆んど登場しないために騒ぎの収拾がつかず、とにかくこのシーンは無駄に濃くて長く退屈でした。

また、物語構成の面で見ると、結末を見れば話に一貫性があるように思えましたが、正直言って無くても良いような展開が沢山有りました。少なくとも地球に戻る必要はなかったし、一々話が飛ぶのでこの映画の最終的な目的がイマイチ掴みにくかった。さらに前半部では解説してくれる場面が嫌に多く、理解するのを途中で放棄。一度観ただけで詳細まで理解できる人はただの頑張り屋さん。前半から中盤にかけて丁寧な作り?をしていたからか、後半部は急ピッチに話が進んだように思われました。つまり全体的にテンポが悪い。

後は、登場人物一人一人が活かし切れていない印象を受けました。そもそもこの作品は登場人物が多いのだから、劇場版のように放映時間が短いなら登場人物を減らすか固定すべきだったと思います。結局のところ、女子高生達はいらなかった。
電子線に関しては、静的なハッキング勝負ではなく戦闘シーンの一環として入れて欲しかった。今回はアクションよりもシナリオ重視? 宇宙での激しい戦闘を期待している人には期待はずれな内容かもしれません。


酷評になってしまいましたが、それだけテレビ放送された本編と比べると少々残念な出来と言うか、少なくとも私には合わなかった。

投稿 : 2014/03/18
閲覧 : 522
サンキュー:

7

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