退会済のユーザー さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
んー…
まずまず観れるんだけど、どうしても観たいって内容ではないんですよね…。
観なくても続きがなんとなく分かるから。
しかし、サンライズ制作アニメってホント似たようなモノが多い気がします。
他と差別化してる要素は、
・主人公が未来に行く
・カップリングシステムと言うロボット同士の合体(融合?)
の2点程度しか思い当たらない。
それでも暫く見ていたのはカップラー・ヴァリアンサー・エンファティア波形と言った
サンライズ風の専門用語を散りばめた台詞回しが楽しかったから。
例えば、敵が攻めてきた時のワンカット、
「敵艦に捕捉されました!」
「やり過ごせなかったか…」
「最新鋭の探査信号です」
「ゲイヴォルグではありません」
「なんだあれは」
「既存照合艦無しゾギリアの新型です!」
なんてやり取り、よく作れますよね~。
パッと部分抜粋するだけでも感心してしまう。
敵の新型艦が攻めてきた、というだけのイベントをきちっと展開するこの周りくどさは
良い意味で緊張感を演出する。
"既存データの無いゾギリアの新型"で終わらせるのではなく、
"敵艦に捕捉された。それは最新鋭の探索信号を発しており、この事からゲイヴォルグではない事が
推測される。照合したが該当データが無くゾギリアの新型と思われる"と、ここまで細かく
掘り下げて伝えてくるものだから、ただ聞いているだけでも刺激になります。
台詞の内容を理解しようと必死になるうちに、いつの間にかその世界に入り込んでしまう…
こういう手法なんていうんでしょうね?
早口の落語やら漫談を聴ききった後の、解放感にも似てる。
けど、正直飽きたんですよね。このガンダムの二番、三番煎じみたいなの。
コードギアスのルルーシュみたいな分かりやすい強キャラがいれば話が違ったかも
しれませんが、幾分この主人公に魅力が無い。
「ヒナガー!ヒナガー!」「ディオガー!ディオガー!」言ってた事しか頭に残らないごく平凡な
キャラでした。
カップリングシステムっていうのも、言葉は難しくして濁していますが
言ってしまえば合体するだけ、というインパクトしか与えません。
コネクティブ・ディオ!というイカガワシイ掛け声が流行るとも思えません。
さすが、丁寧に作られてはいるのですが、今更感があり視聴意欲は湧かなかった。
今後は、ヒロインのヒナが敵軍を抜け出して、
主人公と共に戦い、戦争は良くない!と訴える、
もしくはヒナを戦いの最中事故で殺してしまって過去に戻ってやり直す
って単純な展開で終わりでしょうか?
どうやって戦争を終わらせるか、どうやって過去に戻るか、6話まで見た限り
そういった所に重きを置いて物語を進めていないようなので、
意外性もあまり期待できません。
と、言う訳で視聴を断念しました。
まぁ、断念した最大の理由は一話見逃して以降、どうでも良くなったっていうのが大きいんですが。
一話見逃した後、後悔が生まれるかどうかで自分がそのアニメにどれだけ
好きになってるかが結構分かるようだ。
(稀かもしれませんが)サンライズアニメが初見の人には面白いかも。