おきらく さんの感想・評価
2.1
物語 : 1.0
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.5
状態:途中で断念した
所詮SFは嘘のかたまり。それを子どもに見せるのはどうだろうか。
リアルな科学考証に忠実なSFアニメを作るのはとても難しいし、商業的に上手くいかない。だから宇宙船にロボットが定番。
22世紀(この時代になっても人類は宇宙進出はできない)にスペースコロニーに住んでいる子供たちが、人間が住める惑星に漂着した。
わざと科学考証を無視しなければならない脚本。大人から見れば、リアリティなし。どこかにイラたちやストレスを感じる。
個人的には科学の知識が増えれば増えるほど、SFアニメがバカらしくなって楽しめられなくなる。それって損しているだろうか。
まあファンタジーとしてみれば、冒険もの。「十五少年漂流記」を現代的にアレンジした感じです。
ただ偽科学、間違えた科学もところどころ見え、親がついて十分注意する必要がある。このアニメはファンタジーであり、本気で見るべきではない。
テレビもインターネットも人間をバカにさせる。
テレビは受身のみで思考力を衰えさせる。ネットは人の表情が見えないから思いやりに欠けるし、いつのまにか人から嫌われる言動が増える。
その意味では、ネット中毒の人は、次第に現実の友だちがつくれなくなる。言葉を略しすぎて読む人がムッとする文章を送るのが普通になる。現実でもぶっきらぼうで、そっけない会話になる。
当然、今まで友だちだった人が離れる。ネットの友だちは増えるかもしれないが、これも、難しい。たいていの場合、ネットのどこにも居場所を失う人が増えている。
その意味では本格的なSF小説の活字を目で追い、想像力をたくましくさせる切欠つくりになれば良いと思う。親と一緒に科学的な間違え探しを楽しんで科学への関心をもたせるなら、この作品はそれなりの価値があると思う。