みかんとラッパ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ジブリカセブン…!?いやいや評価されるべき良作!!!ヽ(*´∀`)ノ
エウレカでお馴染みのボンズさん制作のアニメ
もともとはWeb配信のみで後にTV放送もされたとのこと
ボンズさん制作、かつ監督も
ジブリ出身の宮地さん
(千と千尋~の立役者として有名な方ですヽ(・∀・)ノ)
というだけあって
第一印象は『ジブリカセブン』と
言われるみたいですが
きちんとボンズさんらしい
魅力に溢れた
十分にオリジナル性あるアニメでした
最後の部分が難しいときいていました
確かに若干エウレカより抽象論を挟み込んできた部分は
人によって解釈が違うかもしれませんが…
エウレカ同様、
そうした最終話の着地点に至るまでの
過程に軸が置かれている作品だと思いますので
特に気にすることなく
楽しめる作品だったと思います
ザムド=堕夢人と表記するようですが
亡国→「国を滅ぼす」
国亡→「国が滅びる」
と同様に考えると
堕夢人→「夢を堕(だ)さしめる人」と
V→Oの順に読み下すのでしょうか…
決して「夢が堕した人」とは読みくださないはず
英題にLost Memories
とあり
物語後半のやりとりからも
やはり何かしらの行動をためらう
主人公たちが
いろいろなことを経験し
考えさせられながら
逡巡し
最後には決意を胸に行動していく
そんなコンセプトが読み取れるような気もします
(´・ω・`)
どうしていいのかわからない
自分にはできない
そんな主人公たち
「ザムドは何を欲するか??」
何がしたいのか
何を伝えたいのか
次を担う世代と
今を担う世代とが
互いに関係し合い
どちらも多くの事象を獲得していく
人それぞれに
違った思い、考え、夢があり
伝えたい想いがある
最終話はそんなことを
手紙に乗せて伝えたかったのかなと…
諸設定にも
改善点や物申したい点も多々あるかもしれません
が
特に意味がないわけでもなさそうに思える今作品
自分にはどんな意味を持つのか
それぞれ考えることで
作品に対する意味合いが違ってくる
非常に興味深い作品だったと思います
ヽ(*´∀`)ノ
音楽は
エレクトーンの女神さまヽ(´▽`)/
大島ミチルさん!!!
アンサンブルたっぷりの
多重音構成はさすがです
楽器の使い方がうまい点は
相変わらず(*゚▽゚*)
おすすめは
やはり「堕夢人(ザムド)のテーマ~現に一添えの想い~」
サントラCDも必聴です
OPとEDもボンズさんの趣味らしくて
最高ですね!!!