ちんとんしゃん さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
リアリティのある不完全さ
まぁ、面白かったかなっておもいます。とある九州の田舎を舞台に、忘れられない過去をもった少年たちのお話をベースに、日常的な現実や、サイエンスやスピリチュアルや宗教に描いています。これだけかいてるとすっごく面白そうだけど、正直すっごくってほどではなかったかもな。これらの要素が入り交じりることでなんか地味に、というか自然に仕上がっているかんじ。アニメの監督さんがどこかで、「ファンタジーを求めなくても現実世界はこんな奇妙で面白いってことを示したかった」て言ってたけど、それを聞いて妙になっとくした。この作品をみてもよくわからないことばかりだけど、私たちが生きている世界も、いろんな視点やエネルギーや思いや層がかさなりあっていてこの世界や生きていること自体が不思議だもんね。事件の詳細とか、お話の顛末とか結局よくわかならかったりもするけど、そういう意味で不完全ゆえになんかリアルリティの出ているお話だとおもう。私は主人公たちがはなす方言、とってもよかったとおもう。なんかかわいい。それより、心理カウンセラーの平田先生が、カウンセラーっていうか、ただの脳科学者にしかみえないよ〜。カウンセリング、してるの?っておもっちゃう。