ほったっる さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
和む
ニコニコの一挙放送で観賞。全12話のほぼ1話完結(というか1話で2つくらいお話がある?)のアニメです。
小中学生4人の田舎での暮らしぶりを見ることで、田舎を存分に体験できるという内容です。
まぁいわゆる、日常系ですね。本作は田舎という設定もあってより日常系が際立っています。
その中でも、やはり印象的なのは田舎の風景。
田んぼ、山、川、神社、古びた校舎、風情のある民家、白線の無い一本道、それに沿ったガードレール、木造のパス停留所などなど。
実家は都会でもなければ田舎と言えるほどのところでもありませんでしたが、みかん農園をやっている田舎のおじさんの家にはよく行ったので、懐かしい気持ちにはなりました。
田舎と言えば、川。川一択でございます。
川でやることと言えばやはり飛び込み。高ければ高いほど良いです。
飛び込みに飽きたら、ダムの建設。狭い川幅のところに岩を横一列に並べ、なんとなく流れをせきとめてみます。
次に生き物を捕獲しようとしてみます。さきほどの応用で、流れの先に岩で囲みをつくります。魚をとるはずが、なぜかヤゴを捕まえてしまいます。
と、まぁ私の田舎での思い出を思い起こすこともできました。
子供なら飽きたらず、ずっといられる自信があります。今はどうかわかりませんが。
きっと、転校してきたほたるちゃんはそんな純粋な気持ちを持ち続けているのでしょう。
特徴的なのは登場人物の年齢が離れているのに、とても仲が良いことです。
一つの学校、一つの教室に小1、小5、中1、中2、中3がそろい、みんな同級生みたいにとても仲良くしています。
ほたるちゃんだけまだ先輩呼びをしているけれど、その先輩を可愛がるくらいに仲良くしています。
私の友人の田舎出身者は近い学年の2年ごとに1つのクラスとしてまとめられていたそうです。
なので、上の学年の勉強に合わせてから、下の学年を次年度にやるという勉強方法だったそうです。すごい・・・。
かけ算よりも先にわり算を勉強したとかいう話も。
そういう学校になると年の差なんて全く関係なくなるそうです。すでにあの学校を卒業した人々に対する3人の態度を見ていればなんとなくそれもわかりますね。
課外授業と言う名目で、農作業したり、ごはん作ったりとかもあるみたいですね。
前述の友人も、どこかの家の牛が逃げ出したら学校そっちのけで、村総出で探したそうです。
そういった一体感もこの作品からよく伝わってきます。
その中でも魅力的な登場人物が多数いました。
小1にしてはしっかりしている、というか少し変なれんげちゃんや
小5にしては心身共にしっかりしすぎているほたるちゃん(今の子ってあんな感じなの?)
活発で明るく、みんなを引っ張る欠かせない存在の中1のなっちゃん、
もはやほとんど「ちっちゃくなんかないよ!」状態の中2のこまちゃん
それ以外にも、影が薄いながらインパクトある中3の兄貴、ツンデレの駄菓子屋さん、ダメ人間のねーねーなど魅力的な登場人物ばかりです。
田舎ならではのゆるい感じが、終始キャラにフィットしていたと思います。
OPもEDもいつも聞いていました。どちらも良かったと思います。特にED入る前の「今回はここまで」ってのが良かったです。
BGMも最初のリコーダーに始まり、懐かしさを感じさせるような優しい曲ばかりでした。
お気に入りの話しは
{netabare}
こまちゃんとほたるちゃんで駄菓子屋に行く話でした。
おそらく初めてこまちゃんの私服を見た私は思わず「幼ぇ!中2でこれかよ!」と思ってしまったのですが、当の本人にとっては大人っぽい服装とのこと 笑
それに対抗してほたるのあの恰好 笑
強がって宇治金時食べる二人も良かったですね 笑
でもほたるちゃん。駄菓子屋で1万円札はダメだよ 笑
{/netabare}
にゃんぱすー(V)o¥o(V)