Querl さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
この作品に対する評価が、大きく分かれる理由が良く分かります。
先の読めないストーリ、難解な伏線(*´・ω・)
物語の序盤、7話までは、正直まったく面白さを感じないですね。この世界観というか設定がまったく理解できません。
ところが8話から大きく動きます。
我慢して視聴した自分を褒めてあげたいwww
ある一人の少女(真広の妹、愛花)の死を受けて、一人の少年(真広)は「不合理に不合理をぶつけて辻褄を合わせる」為に、一人の少年(吉野)は「不合理をただ悲劇のままにしない」為に、世界の命運を賭けた物語に介入していくファンタジーサスペンス。という感じかなぁ。
ちょっと真面目に書いてみました(*´・ω・)
後半大きく物語が動きます。また、魔法が出てきますが魔法の前提が、「供物が無ければ行使できない」「強力な魔法ほど、供物の質が伴わなければならない」「直接的に攻撃する魔法は存在しない」などがあり、これらの解釈次第で攻撃も可能になるなど、頭脳戦的な部分もありとても惹かれました。そうかと思えば中盤では、まったく想像の出来ないラブコメに発展してみたり、雰囲気が大きく変わり、あれ????
見たいな部分もあり、笑っちゃいました。
作中、シェークスピアのテンペスト、ハムレット等からの引用があります。読んでいればもっと深く分かるのかもしれませんが。私は読んだ事ないので、まったくワカリマセン(つω`*)テヘ
でも、隠れた名作ですね(*´・ω・)