watawata さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
軽いアレルギー反応。
馬鹿と鋏は使いよう?
ん?
犬とハサミは使いよう?ことわざを捩った変わったタイトルだなぁっと、思いつつも視聴開始・・・
電波なオープニングソングに併せて、せっせと踊る登場人物達・・・微妙に音と動きがズレてるやん・・・チグハグやん・・・・嫌な予感、否、悪寒が背筋を走る。そして最後の一言、
『本は読んどけ‼︎わん‼︎』
何じゃこりゃ!?自分の耳を疑う。
さらにマイナス方向にベクトルが傾く・・・・あれ、変な汗が出て来たぞ。キャラデザ及び作画も何か大味・・・・ん、何故か鼻水とクシャミが出るぞ。
あ〜いかんいかん、最初から色眼鏡で作品を判断してはいけないよね、『本は読んどけ』って言ってるし、きっとこれがキーワードなのでしょう。うん多分;・・・
さて、気を取り直して再開再開っと。
1話視聴・・・読書の好きな主人公が不慮の事件に巻き込まれ、殺害されてしまうが、本への執念から犬として転生する。本に対する愛着心、及び薀蓄も、軽くだが描かれている。視聴者に対して読書及び執筆の素晴らしさを伝え広めるのが、テーマだ間違いない、と勝手に判断。
数話視聴・・・あれ?おかしいぞ、コメディーである事は解っていたけれど、本、もう関係無い?妙に濃ゆく鼻につくキャラがゾロゾロ登場してくるぞ、やってる事ワンパターンだし・・・おや?主軸であるはずの主人公とヒロインのやりとりもワンパターン・・・笑いの被せにも限界があるのでは?毎回毎回は引くなぁ〜、キツイ。
また数話視聴・・・うん内容がスカスカだね。こりゃあかんわ完全に出来の悪いキャラ物だわ。
最終話付近視聴・・・執筆戦(作家同士の揉め事を執筆する事により勝敗をつけ、特殊な環境下、8000m級の山の上での戦いもある。各作家により個々に奥義等も存在する)・・・絶句、ふ、ふざけとるのかぁ‼︎本を完全に冒涜しとる‼︎
怒りに震える自分、思わずリアルに『いい加減にしろよ』と声に出していたりする。ふうっ、冷静に冷静にっと。
勝手に作品のテーマを、誤解し判断した此方が悪いのですが、真剣に本を執筆及び読んでおられる方々に謝って下さい、いや、謝れ‼︎
(やはり冷静になっていなかったりする)
さて、
馬鹿と鋏は使いよう=切れない鋏でも、使用の仕方次第で何かの役に立つ。愚かな者(馬鹿)でも上手に使えば役に立つ、使う側の力量や能力を推し量る、ことわざである。
この作品に置き換えるのなら、
犬とハサミは使いよう=切れ味が鋭い鋏(原作は第12回エンターブレインえんため大賞小説部門優秀賞を受賞しているそうな、しかし調理された物からすると、決して面白いとは考えられないが)でも使用の仕方(アニメの制作手法)より切れなくなり何の使い道も無くなる。(ゴミと化す)
と言ったところでしょうか。^^;
もう少し締まりのあるレビューのオチを考えていたのですが、この作品のタイトル自体が無理矢理とってつけた感が否めないので、これが限界です。
ハイ言い訳です。
最後にOPの曲を聞くだけで軽くアレルギー反応が出る様になってしまいました。
でわでわ