OZ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
面白さレベル3
前作『とある科学の超電磁砲』が
お気に入りの作品となったので
期待して観た第2期
■面白さレベル3■
大きく分けて
原作にある「妹達(シスターズ)」編と
アニメオリジナルの「改革未明(サイレントパーティー)」編
2つのシナリオで構成。
相変わらず作画のレベルが高く
バトルシーンはパワーアップしてたね。
妹達編の完成度は高く
『とある魔術の禁書目録』での
10話~14話にかけてのストーリーとオーバーラップした
アクセラレータ対上条当麻のバトルは
結末が分かっているとはいえ
改めて熱い展開を楽しめた。
特に8話~10話で繰り広げられる
アイテムメンバーとのバトルは
作中で最もお気に入り。
一方 改革未明編は
オリジナルエピソードと期待していたが
完成度は今一つで
終始盛り上がりに欠ける。
黒幕である有冨春樹やSTUDYメンバーの
苦悩や人物背景の描写が足りず
小物感漂う悪役として印象が弱い。
妹達編の尺が長かったせいもあるが
能力至上主義に対して
劣等感のみでテロ行為に走るのは
短絡的に見えてしまい
それ以外で引き金になる
エピソードが欲しいところ。
ロボ(パワードスーツ)と戦うのは
前回でもやっているので
やっぱり観たいのは
能力者対能力者なんだよね。
■評価を分けた最終回■
最終回はほぼ全キャラクターが登場と
お祭り騒ぎなのは好きだけれど
演出が合わなかったな。
全員で「ジャッジメントですの!」と
声を上げる場面は
思わず「え?」って。
中でも生身のまま成層圏まで行き
ミサイルを迎撃する場面は
世界観を壊しかねない演出で微妙かな。
改革未明編から右下がりになってきたとはいえ
最終回の演出は
「コレじゃない」感が強かったなぁ。
■あとがき■
終わってみると
妹達編と改革未明編で差が出たな。
妹達編だけなら文句無く高評価だが
改革未明編の最終回が合わなかったので
総合すると落ちるんだよね。
1期の音楽面がインパクト強かったのもあり
今回は耳に残る程では無く
同じ様な楽曲なので
新鮮味を感じなかったなぁ。
なんだかんだ言いながら
とあるシリーズは楽しめているので
3期があるなら観たいね。
満足度 ★★★★★★☆☆☆☆ (6)