退会済のユーザー さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
結局GJ部とは何だったのか
部活系日常モノアニメでした。
話自体はそれほど面白くなかったのですが
絵が可愛かったので最後まで見れた、という感じ。
とはいうものの、12話のラストだけは良かったので
評価が少し難しい。
部活系日常モノにありがちな高校生卒業エンドなんですが、
今までギャグ方向でやっていたのは何だったの?と思える
何気に綺麗な終わり方をしていた。
こんな終わりをラストに描いていたならば、部室でだらだら
やる日常を割いて、普通の学園生活パートを増やして
丁寧に作っていた方が良かったような…。
主人公のキョロ君と部活との出会いも省かれたり、
環ちゃん(緑髪)の子の入部シーンも特に無く突然だったり…
ギャグアニメと思っていたから許されたものの、中盤からは
ポコポコとキャラが考えなく追加されてきた印象が強い。
面白くなかった原因は恐らく主人公の薄いリアクションに
ある気がする。
大半が「えぇ~…」「そうですね、無いですね…」
「それ理由になって無いですよ…」「へぇ~」といった
尻すぼみ呆れモードの掛け合い。
キャラが汗を垂らして、ちびまる子ちゃんみたく青い呆れ線
引っ張って反応しとけばボケになるんと違う?て具合の
冷めたやり取りが、退屈を生んでしまう。
アニメみて、決して静かなアニメでは無いはずなのに、
私の後ろでよくシーンという音がリアルに響いてた。
あと、ネタが無いのか同じネタの使い回しが目立つ。
例えばグルーミングネタ。2話で部長に対してやって上げてた時は
ドキドキするいい感じの雰囲気を醸し出していたけど、
まさか全主要キャラに対してこれを引っ張ってくるとは
思いもしませんでした。
紅茶ネタにグルーミングネタ、メイド回転ネタ。
これら見れば分かるかと思いますが、このアニメのギャグ要素の
30%ぐらい占めてるんじゃないでしょうか。
しかし、萌えに関する描写は所々驚かされた部分がある。
恵ちゃんが最終話で{netabare}キョロ君と背中合わせになって
両手を握った時は、{/netabare}こんな萌え描写初めて見た、と
軽い感動を覚えた。
その他いい所は他にもあるのですが、あと一つぐらい上げるなら、
EDを1~2, 3~4, 5~6, 7~12話の4パターン用意されていた事。
何気に力が入っているようで好感は持てました。
最終話がまあまあ良かったので可も無く不可も無くと
言ったアニメでしょうか。
可愛い絵が動くだけのアニメとして認識してみれば満足度は
高いと思います。