Progress さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
なんとなくレビュー
なんだか夏が舞台のアニメっていうのは僕の中で特別な気持ちになります。あの暑さや湿気はどうして懐かしさを思わせるのか。秘密基地や友達と遊んだ記憶は懐かしいですね。
懐かしさを前面に押し出しているアニメです。
以下、ネタバレ含みます。
{netabare}
めんまという存在とその事件を通して、過去の自分を思い出し、今と昔の自分をそれぞれのキャラが再評価し、それぞれがお互いを評価しています。変わったとか、変わってないとか。それがポジティブの意味だったりネガティブだったり、けなしたり、見直したり、やっぱりコイツは変わってないなと喜んだり、変わってしまったと自分を嘆いたりと。中には変わろうとした奴もいた。
でも実際のところ、子供のころからの恋心は変わってなくて、誰も変わろうとしても、自分の気持ちを捨て切れてなくて。
結局、最終的には子供のころの関係に一瞬だけ戻ってきた。最終回のかくれんぼの時がそうだろうと思う。
確かに年齢を重ねて変わったこともあった。でも心の中にあるものは捨てきれないし、かわらない。
お互いが自分をさらけ出すことで、どうしてこうも上手くいくものなんだろう。かくれんぼのときは、最終的にお互いの関係の中に入っていた余計な気持ちはなくなって、超平和バスターズは以前の関係に戻った。めんまは変わらないものがあることを伝えたかったのかもしれない。仲直りとは、友情はやっぱり変わっていなかったというお互いへの再評価かもしれない。
{/netabare}