みかんとラッパ さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
妖たちと織り成す大切な日常
非日常を日常に置き換えることのできるのが
アニメの世界であり
その醍醐味の一つでもあります。
特にケ⇔ハレの構造を中心に
物語を進めていく作品には
大体のパターンがあって
まさしく今作品もその王道をいっている
・主人公が第一話をきっかけに
その後の行動目的が決定してしまう
(旅に出るor何かを探すor集める)
・主人公をサポートしてくれる存在が登場する
(大抵は予想外に可愛い生き物)
が、
王道をいっているようで
これまでにない
なんだか不思議な温もりある世界感を生み出している
(*゚▽゚*)
非日常が日常に完全に転換され
しかもそこに矛盾点が見られないのが
作品に見入ってしまう要因でしょうか‥??
(´・ω・`)
例えば
『CCさくら』では
カードの引き起こした事件
↓
カードを使ってつかまえる
という構造のもと物語は進行していき
アンパンマン形式のもと
少なくとも主人公がカードを見逃すという
行動に出ることはなかったのですが
そこに
主人公の感情を深く織り交ぜ
友人帳にある名を
ただ返していくばかりでなく
友人帳を介して登場した
妖たちに
好感であれ悪感であれ
何かしら感情を抱くことで
それぞれ違った主人公の行動に繋がり
物語に膨らみが増していく。
『CCさくら』以上に
視聴側の高度な感情移入が
可能になっている点が
『CCさくら』を通過してきた世代の女性層にも
人気の理由ではないでしょうか…??
(´∀`)
1期は特に心に響く話が多く
見たあとの心が浄化された感は半端ないです
笑
吉森信さんの音楽もまた良くて
作品世界にピッタリのピアノ…
とにもかくにも
時間をかけて見ても
全く損をしない作品です!!!