じょー さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
かわいいは正義!
こんなキャッチコピーを誰が思いついたんだというくらいに、コピーにストーリーの全てが凝集されています。
ロリ萌えアニメと言えばそうなのですが、それだけは語れません。シュールなギャグ、日常の幸福感、ほのぼのとした子供達の会話など、意外に見所は満載でした。大きなストーリーもドラマもほとんどなく、ただ単に、ローティーンの女の子の日常を独特のゆるいテンポで描いていきます。どちらかと言うと、日常系のほんわり、ふんわかした感じです。最終の2話は少しだけ心が温かくなるストーリーです。
やさぐれ短大生の伸恵と常識人の千佳の姉妹を主人公に、隣に住むのストーリー上重要なひっかき回し役の美羽。美羽から全ての話が始まります。5話を見るまでは単にウザイキャラですが、美羽の背景についてここで説明がなされます。引っ込み思案の茉利、金髪碧眼の日本語しか話せない英国人アナの二人はかわいい要員。川澄-能登のコンビです。伸恵と千佳の家の2階の部屋という一種の箱庭の中でほとんどのストーリーは始まります。
いわゆる一つのロリなのですが、このキャラクターの設定が絶妙というか、珍妙というか、四人のバランスが良くできてるなと思います。伸絵姉の大人の視点で描かれることが多いのですが、この視点で見る女の子の可愛らしさに共感を覚えずには居られません。
思考回路の幼さとか、子供独特の仕草とか、泣き出すタイミングとか、本当に「かわいいは正義」なんだなと納得させられます。多分伸恵でなくても、茉利やアナの様な子が近くにいたら、かまわずには居られないでしょう。
監督は佐藤卓哉さん、最近では生徒会の一存や、シュタゲで有名な方です。制作は童夢、数少ないヒット作といってもいいかと。
原作のファンの方には意外に不評みたいです。サボり症の原作者の為、二期は難しそうですが、いつか期待してみたいですね。
え?そうです。言うまでもなくアナ・マミコッポラちゃんを見たくて見始めましたが、予想通りというか予想以上に可愛らしい女の子でした。2話「ぐぬぬ」で、十分に満たされました。