runa21 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
小説では一番好きだった
相変わらず減点すべき点が見つからない
すごい作品ですね。
痛みは耐えるものじゃない。訴えるものなんだよ。
このセリフが
本当に好きですね。
それでいて、このセリフが
この話のすべてでもあるような気がします。
{netabare}
痛みを感じない女の子が出てくるのですが、
その子は、かなり「ぼろぼろ」なんです。
肉体的にも、精神的にもとにかく
「ぼろぼろ」なんです。
でも、彼女は痛みを感じないので
いつも平気な顔をしています。
だからだれも彼女が「ぼろぼろ」であることに
気が付かないのです。
そして、だれとも感覚を共有できないので
孤独でもあります
でも、彼女はそれが「いつも」であるため、
それがどれだけつらいものであるのか気が付かない。
気が付いていても、
気が付かないふりをしていたのかもしれない。
でも、そんな彼女に
あのセリフをすら~っと言ってしまえた
黒桐くんはなかなかのものですよ。
黒桐くんは彼女にとっての
「救い」だったのだなぁと思います。
{/netabare}
自分はいったん弱音を吐いてしまうと、
ずるずるとだめな人間になっていくので、
なるべく極限まで「きつい」とは言わずに
頑張るようにしています。
自分のようなダメ人間には
これくらいがちょうどよいのですが、
極限まで頑張って
「もう限界だ~」
って時にあんなこと言われたら
・・・そりゃ・・・・
惚れるでしょう・・・。