「ブラック★ロックシューター(TVアニメ動画)」

総合得点
65.7
感想・評価
968
棚に入れた
5175
ランキング
3134
★★★★☆ 3.4 (968)
物語
3.0
作画
3.6
声優
3.5
音楽
3.5
キャラ
3.3

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ネタバレ

チョビ髭 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観たい

初音ミクはオリンピックで歌えないんか?

ソチ五輪が終わった今思う事は2020年東京五輪 オープニングセレモニーで初音ミク出演しないかなってな希望だ。
こんなことリアルで喋ればオタク脳であることがたちまち明るみになり、その後の人間関係を考えると安易に話題にできない痛発言である事は認識はできる。しかしどっかのコンビニが艦コレラッピングを施す時代だ。初音ミクならオリンピックぐらいで丁度いいだろ。
レビューの方向性を明言する為に言わせてもらうが、オープンソースが注目を集めるネット時代においてそれを象徴するエンターテイメントをいち早く具現化したバーチャルシンガーは日本の誇る発明だと思っている。

本作は初音ミクの為の「逆AMV」である。内容はsupercellによる楽曲に沿ったものであるが、着想は*初音ミクそっくりのキャラクター、から膨らませた歌詞、によって構成されており、オープンソースを発生源ととらえれば、鏡の中の鏡を覗きこむかのよう。

正直あまりに前衛的な内容に1話で脱落した。しかしミク五輪を応援するからには、本質を体現したともいうべき本作を無視はできない。いつかまた挑戦したいと思う。
現実と妄想、リアルとネット、リア充と非リア充、何をテーマにしているのか当然まだ咀嚼できてはいない。が、二極化の対比軸の中にいくつかのメタファーを含ませ現代を切り取った作品な気がする。VOCALOIDの裏返る声音を二面化された世界観に感じはした。

オリンピックに初音ミクは途方もない野望の様な気もするが、現在の歌謡曲のあり様をみると割と現実的な気もする。ネットの普及によりメディアによってつくられてきた芸能に疑問符が付いたのだ。そんな新時代の日本によるお祭り、初音ミクは神輿としてふさわしく思う。
賛同者のサンキューなんかいらない。気運の高まるレビューをくれ!!

原キャラ:ブラック★ロックシューター
イラスト:huke
   ↓
原曲:ブラック★ロックシューター
作詞/作曲:supercell(ryo)
歌手:VOCALOID-初音ミク
   ↓
アニメ2012年放送 全8話
監督:吉岡忍
脚本:岡田麿里
アニメーション制作:Ordet、サンジゲン
(本編の前身にOVA作品も存在するが内容に繋がりはないらしい)

* hukeによるオリジナルイラストから膨らませたと主張し、また商品活動をしているがそれは「営利目的でキャラクターを使用してはいけない」との禁止事項をかわす為と利用者には暗黙されている。しかし一般視聴者に誤認されることは明らかであり、さらにVOCALOIDによるオリジナル曲の浸透の経緯を考えれば初音ミクに見えて当然である。
(要するにアニメを作るには金が必要。そしてその作品の波及により本家の認知度も上がりWin&Winなのだ。だからこの作品を酷評しようとはしていない。いち正直者による落書きである。)

B面) {netabare}んじゃ公式でアニメ作ればいいんじゃねって意見も当然出ると思うが、固定イメージがあまり強く付くことはアイドルにとってその後の活動の制限になる。これがピアプロ戦略の根幹にあり、クリプトン側のデコイ歓迎に見え隠れする。
(喩えて言えばコマーシャルと役者の関係。日本ではCM女王などと持てはやしているが、自身の魅力を商品へ付着させエッジの丸くなった役者がつまらなくなっていくのと似ている。新鮮味が無くなるのと同時に監督/ユーザーにとっては束縛と成り使い勝手が悪くなるのだ。その辺の間隙を縫った立ち位置な訳だ。)

ここまで書くとアジの意味が薄れてしまうが、ミク五輪が実現したのちという未来予想がこの話に繋がる。祭りが終わった後、彼女の存在がどのように映るのか。旬を過ぎた花、ぼくらのアイドルが世界のアイドル、そんな心配もあることはある。
けどきっと祭りは盛り上がる。そんな先の心配してたら何もできない。大体「バージョンアップ」という切り札があるのだ。これこそがデジタルアイドルが手に入れた「パラレル年齢」と双璧をなす最強の切り札だ。こんな新陳代謝 生身のアイドルではまねできない。既存の推移ではないはずだ。なんとかなるだろ。

ってことで結論、【やっぱり初音ミクはネ申である】な訳だ。{/netabare}

投稿 : 2014/03/09
閲覧 : 509
サンキュー:

8

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