minisaku さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
一期とは少し雰囲気が違う
前作「ひぐらしのなく頃に」の続編で解決編。全24話です。
一期在っての『解』なので、これだけ見ても面白くはありませんw
一期と比べると、かなりグロ描写が抑えられていますし、
絵柄が丁寧で綺麗になっているので見やすかったです。
なんとなくコメディ色が少し強くなった気も。
内容としては、前作での謎だった部分や物語の全容もしっかりと
描かれてるし、話としても綺麗に完結していて良かったと思います。
色々と気なってた部分が解き明かされてスッキリしましたww
ただ、一期から『解』まで、良い感じに引っ張ってきたのに、
展開が速かったせいか、1期であれだけ解決が困難だった
問題がサクサク解決することに少し違和感が...
終盤の展開にご都合主義や強引さが目立ったのも残念でした。
{netabare}
なにより酷かったのは、圭一達 VS 山狗の戦闘。
先手を取っているのに、作戦や策がいい加減というか
穴が多くて、ツッコミ所満載の戦いでしたww
それに、明らかに敵の部隊が弱すぎる... 仮にも国の機関である敵の部隊が、
ほんの数人の子供達にあっさり倒されてしまうってありえないですし...
もはやギャグとしか思えない。 赤坂のチートっぷりも笑えましたしねw
他にも、話の終わり方としては、悲惨で残酷な出来事を繰り返してきた
この世界でのハッピーエンドって、この物語の正しい終わり方だと思うけど、
全てが上手く行くっていうのは、出来過ぎててちょっとな...って思いました。
これはあくまで好みの問題ですねww
{/netabare}
とはいっても、面白かった事は面白かったし、『解』としての、
役割もしっかり果されていたので良しとしますww
ラストの{netabare}梨花がカレンダーをめくり、7月を迎えるって演出{/netabare}も良かったですしね~
まぁ一期からの期待が大きかったので、不満は多少出ましたが、
一期と合わせて良く出来たアニメだとは思うので、
見ていない人にはオススメです!!
あと最後に、理解が難しかった最終話の『ED後のシーン』について。
{netabare}
大人の姿の梨花が、子供の頃の三四に会って話をするシーンなんですが、
友達の家に行かず、両親とデパートに行くという本来選ばなかった選択肢を
選んだ事で、両親と共に事故に遭い死ぬのかなって思ったんですが、
生きてデパートから帰ってきてるし、親も生きてるし....
「えっどういうことなの!?」ってなりましたw
気になってネットで調べて見ると、色々説はあるんですが、
自分が納得しやすかったのを引用して載せておきます。
興味のある人はどうぞw
{netabare}
※鷹野三四と名乗る前の本名は田無美代子といい
お子様ランチの旗を20本集めれば願い事が叶うと願を掛けています。
しかし、19本を集め残り1本という所で事故が起こり両親と死別し
「鷹野三四」となり運命を弄ぶ神へ闘いを挑む道を歩む訳ですが
このラストでは「フレデリカ・ベルンカステル」が干渉を行い
本来無い選択肢を提示します。
「生きたい」と答えたなら「あがきなさい」と何も教えず
「ひぐらし」の世界へと誘います。
「死にたい」と答えると友達の不在と両親がデパートへ行く事を教え
両親と共に事故に合い死に行く本来無い運命へと誘います。
美代子は「死にたい」と答え彼女は美代子に理由を聞きます。
「だってお父さんとお母さんが一緒だと怖くないもん」
本来なら両親と共に事故に合い死に行く選択肢のはずですが
彼女は理由が気に入ったのか気まぐれを起し
「奇跡の前貸し」で事故が起こらないもしくは事故に遭遇しないという
奇跡を起こします。
そして美代子は事故に遭わず無事お子様ランチの旗を20本集め
引き出しにしまいますが願い事が叶うという力は奇跡の前貸しによってすでに
叶えられている事に気付かぬまま田無美代子として鷹野三四とは違う人生を
歩むというラストです。
これらは原作の隠しイベントでアニメでは「奇跡の前貸し」という説明が
抜けているため難解なラストになっています。
ということらしいです!! いや~わかんないですよね、こんなのww
そもそも「フレデリカ」ってだれ!?って話なんですが、これも調べると詳細がハッキリしなくて、
大雑把には百年生きた魔女らしい。ゲーム版などで関わりが出てくるキャラなんだとか...
とりあえず自分は、梨花の中にいた大人びた人格の方って認識で納得しました。
まぁ気になる人は、他にも色んな回答があったので調べてみてくださいww
{/netabare}
{/netabare}