はとぽん さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
何が起こってるのかわからない作品
見終わったので更新します。
1クールはロボ部の活動、2クール目はどんどんシリアスになっていき、君島コウについて深く掘り下げていく内容という感じ。
が、しかしびっくりするほど駆け足というか、
そもそも脚本に問題がある気がします。
どこか田舎のような空気を出しながら話を展開していって、
かつロボットの重量やそういうのを加味してやっと動く程度のロボットを作るという部分に『そういう世界観だ』をいう感覚を1クールで植えつけられて
ちょっと未来の世界を題材にしているリアリティを重視している作品だと感じていましたが…。
東京万博以降の展開で高速で動くロボットやら、
人の網膜にARで違う風景を見せることができるやら、
世界中に人型の超高性能ロボットが蔓延している設定やらと
突然すぎて頭がついていきません。
演出に問題がありすぎの印象を受けます。
最初は「高校生なのにこんなロボット作るのすごいなあ」って思ってたのが
「あっ、今こんな高いレベルが基本なんだ…」という不思議な気持ちに。
そして最終回がロボットアニメではないロボットアニメなのに
何というか王道ロボットアニメの終わり方というか、
これってそういう作品じゃなくない?という感じというか…。
フラウのお母さんとかミズカさんの死の扱いとか、みさ姉さんがどうなったかとか、昴のお父さんが何故突然許したのかとか、とにかく投げっぱなしな設定が多すぎでした。
最初のまま青春作品として通すか、もっとシリアスな方面を長くするかした方がまとまりがよかった気がします。
ただ部のメンバーの結束がだんだん強くなっていく(特に昴のデレ)あたりはとても良かったと思います。
シュタゲで『疾風迅雷のナイトハルト』(カオスヘッド主人公のネットゲーキャラ名)という単語が出てきたみたいに、
本作でもツイポ(本作のツイッター的扱い)で『栗悟飯とカメハメ波』(シュタゲクリスの@ちゃんねるのコテハン)がつぶやいていたりと小ネタがあってそういうのを探すのも面白いかもしれません。